バードウォッチング関係の本とかサイト見ると、「公園や緑道ならスニーカーでもよいですが、野山や足元の悪いところなら、トレッキングシューズがお勧めです。」なんて書いてある場合もあります。medaichiは昔はネジの緩んだ山屋だったので「んっ?」と思ったのですが、「トレッキングシューズって、オーバースペックじゃね?」ってことですね。
medaichiがお山に登っていたころは、登山とトレッキングの違いっていうと「雪のある所より上に行くのが登山、雪線より下を行くのがトレッキング。」って言ったと思います。ぶっちゃけ、12本とか10本爪のアイゼンが付けられるのが登山靴、アイゼンが付けられないのはトレッキングシューズなんて大雑把な区別ですね。実際、medaichiは、夏の北アルプスの稜線ルートならたいていは、上の写真のようなので行ってました。
イラストで説明するとこんな感じ。ハッキリ言って登山道を、ある程度重量のある荷物を担いで、数日歩くための靴ですから、結構、しっかりした作りになっています。街中の靴との一番の違いはソール(靴底)の硬さにあります。曲がりにくいので平坦な整備された道では歩きにくいです。日帰りのハイキングやバードウオッチングのように、荷物の少ない場合は行き帰りが、ドタドタして歩きにくいもんです。medaichiがお山に登り始めたころは、革の重たい登山靴か、せいぜいキャラバンシューズ(うわ~っ、懐かしい!!今の人、わからないだろうな~W) しかありませんでした。
そんな旧い話は置いといて、いくらスニーカーで通しているmedaichiでも、冬はきついですW それと、雨に降られると難儀します。余談になりますが、先輩から「山の三種の神器は、リュック、雨具と靴」なんて教えられました。いくら良い雨具を着ていても、特に冬は靴が濡れるとうっとうしいので、良い靴が欲しくなります。トレッキングシューズほど大げさでなく、アウトドアで気軽に履けるの・・・。
今は良い靴がたくさんありますね。いわゆるアウトドアシューズとか、ハイキングシューズとかにジャンル分けされるのでしょうか? medaichi的には、「ここからはトレッキング向け、ここからはハイキング向け」というようなものは、今はハッキリ区別できないと思います。それだけ選択の範囲が多すぎて、かえって面倒になっているのでしょうね。
まあ、バードウオッチングなんて浮世離れしたというか、空や、樹の枝先ばっか見上げてるような趣味は、文字通り足元がおろそかになりがちなもんです。バードウオッチングに向く靴といえば、ちょっとした不整地・フィールドで、気を遣わずに楽に歩きまわれる靴ってことになるのでしょうね。そういった意味合いでなら、スニーカーよりも、最初は違和感あるかもしれませんが、このようなミッドカットのアウトドアシューズにアドバンテージがありますね。
寒い季節もさることながら、およそ、アウトドアでの楽しみは足元を濡らしちゃうと半減するものです。日帰りの鳥見でも、撥水・防水の効いた靴は助かりますね。野鳥園ですら、朝露の芝生や、雨上がりなんか、スニーカーだとズクズクに濡れますもんね。medaichiは、冬の間や、雨にやられそうなときは、こんな革のモデルを使っています。
こちらは低山や河原みたいな、ちょっとした不整地歩きのイメージで靴を探しているのに、登山用品店で「トレッキングシューズ」なんていうと、夏場の北アルプスでも行けそうなの勧められることもありますからねえ・・・。「よく行って、金剛山、林道歩き、日帰りのみだいっ!!」って、ハッキリ言いきってくださいねW