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medaichiの6倍機決定 勝間GLORY 6×30 その3

polo_binosめでたく、勝間GLORYのQF6×30SB-D君は、medaichiの鳥見用双眼鏡の6倍機のレギュラーに決定しました。ということで、ポロ型双眼鏡の大好きなmedaichiの現在のポロ型レギュラー陣・・・って? あと何台あるんだ?って・・・。はははっ、そんなにあるわけ無いじゃないですか、マニアじゃあるまいしW medaichiは、使わない双眼鏡は持ちませんから。ん~・・・最近、NIKON軍団の出番少ないかなぁ・・・でもSEっていい双眼鏡なんですよぉ、地味だけど・・・。EⅡの見掛け視野の広さも気持ちいいし・・・。まあ、この子達は 手放せないですね。

katsuma_optechで、例によってYカメラでストラップを選んであげました。最近のお気に入りのOP/TECH USAのユーティリティストラップのネイチャー柄。各国の軍御用達の勝間機だからカモフラ風のが似合いますね。元が古臭い・・・いやW  伝統的なスタイルなのでネオプレーンの現代的なストラップをなんて企みながら選んだんですが、いや、このOP/TECHの形状・・・、medaichiに合うのか、まじ楽ですわ。これもお気に入り決定!!

medaichiの6倍機決定 勝間GLORY 6×30 その2

ca1今日も初夏の日差しが心地よいので、medaichiの新たな鳥見用双眼鏡の6倍機である、勝間光機のGLORY 6×30で遊んでみたく思います。今日は色収差の検証をしてみたいので、野鳥園前の道路、電柱の碍子部分を撮影してみることに・・・。

まあ、双眼鏡好きの先輩諸兄がすでに検証されていて・・・(電柱の碍子ってのは双眼鏡の色収差を見るときの定番らしいW)、いまさら感満載の記事ではありますが、何事も鵜呑みはいけません。そう、medaichiがいつも言っている、「バードウォッチングの上達の秘訣は、図鑑などに描いてあることが、実際のフィールドでどう見えるかを確かめること」と一緒ですね。諸先輩の作業をトレースする作業が理解を深めるんです。

chromatic_aberration2能書きばかり垂れててもしょうがないのでやつてみましょう。まず、標準機のスワロ君で撮影してみました。はい、なんにも文句のつけようがありませんW。 だいたい、普通に作った双眼鏡なら、軸上色収差ってほとんど無いらしいし・・・。

chromatic_aberration3次・・・、勝間君です。これまた、素晴らしい絵を出してきますねえ。諭吉先生2名様ちょいWの双眼鏡なのに中央部は解像感、色乗りともにハイエンドの見え方してます。光度、色乗りはわずかにスワロ君を上回るかもしれません。倍率が違うので当然ですが6倍機はほとんど手振れを意識せずに見えますから、野鳥観察で使用しても高倍率機より、入ってくる情報量が多い場合がありますね。

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次、周辺部です。SWALOVSKIって、欧州のメーカの中でも周辺像質にとことんこだわるメーカですから、この程度なら結像はわずかの緩みをみせるだけです。像質の崩れは、ちょっと眼視ではわからないレベルです。周辺にいくにつれて、黄色かかった緑色の色収差が感じ取れるようになります。大抵の双眼鏡と同じで、外縁部にいけばもっと顕著にはなりますが、写真で検証してやっとわかるってことで、medaichi程度の観察者が眼視でああだこうだ言うレベルではありません。

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どうやら周辺部の色収差という部分なら、勝間光機のGLORY 6×30はスワロ君以上のパフォーマンスと言えそうです。さすがに結像はスワロに比べると緩みますが、3個並んだ白碍子の縁を見ても色収差はきわめてわずかしか感じられないのではないでしょうか。ツァイスのVictoryレベルの優秀さと思われます。周辺像質が甘いところとかよく似てますね。接眼レンズなんて3枚しか見えないのに、色収差ってレンズの口径が小さくて、枚数少ないほうが目立たないんでしょうか?

ここまで見た感じでは、勝間光機のGLORY 6×30、中央部の解像感、光度、色乗りの良さ、色収差の少なさ等、双眼鏡というものの基本的な部分でハイエンドの感覚を味わえる貴重な機種というのは間違いなさそうです。みかけ視野の狭さ、アイレリーフの短さ、逆光時のコントラスト等、他にも現代的な機種からすれば今一つな部分はあるものの、希少な防水のポロ型6倍機です。今回、入手出来てとても幸運だったと思います。

medaichiの6倍機決定 勝間GLORY 6×30

katsuma30_6_1え~っと、medaichiは双眼鏡マニアではありません!!! が、以前から欲しかった6倍機・・・。堅実な作りのmade in Japanが、この、勝間光機、GLORY QF6×30SB-Dです。双眼鏡のマニアさんの間で評価が高いものの、東京都板橋区の勝間光機さん、外国の軍隊からの数百単位のオーダーに追われ、一般市場にはほとんど流通していません。

katsuma30_6_2medaichiも「無理かもな~」と諦めていたところ、たまたま、中国国内の販売権を得た会社からの逆輸入のような形で入手することができました。一応、鳥やですから、軍仕様のIFモデルではなく、CF仕様を入手しました。軍仕様と一般市場向けの型式では、レンズ、プリズムのコーティングが違っているはずです。

katsuma30_6_3bまるでアルプスの新緑を映しこんだ水面のような、深みのある緑系の増透コーティングが・・・、接眼も今どきの機種に比べると径が小さいですが、すべてのレンズ・プリズムにコーティングを施したフルマルチコートです。

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接眼レンズ内部には明らかな雑散光が・・・。ポロ型双眼鏡の宿命って部分ありますが、設計の古さを感じる部分ではあります。逆光だとコントラストの低下が予想されますが、まあ、これはこの機種に限った事ではないし、ハレ切すればいいっか。

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medaichiの現役・・・1.5軍くらいW のNIKON 8×30E2君にお出ましいただいて比べてみた。どっちもジャガイモが転がっているように見えますが、勝間GLORY QF6×30SB-Dが男爵イモなら、NIKON 8×30 EⅡはメイクィーンってとこですねW  プリズムなんかは大きさで余裕あるほうが、像形成は安定するんだろうけど、今までごっついと思っていたNIKON EⅡが洗練されて見えますW

ちなみに、NIKON 8×30EⅡとちがって、この勝間GLORY QF6×30SB-Dは防水されていて、普通ポロ型を防水すると大きく重くもなる様です。

     katsuma30_6_5接眼レンズも今時の双眼鏡のスタンダードからすれば、口径小さいです。見掛け視野もアイレリーフも欲張っていませんし、補正もこだわってないからレンズの枚数もすくなそう・・・medaichiの子供のころの双眼鏡みたいですねW

katsuma30_6_6さて、皆さん方にこの勝間GLORY QF6×30SB-D君の光学パフォーマンスを、一片なりとご紹介するためにコリメート撮影してみました。「あれれ? ゴムの見口はずしてレンズをくっつけたのに視野環がキッチリでないや・・・」 覗いた時も少し押し付けるようにしないときちんと見えませんから、おそらくデジカメのレンズと、接眼レンズのクリアランスが詰め切れてないのでしょう。

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レンズのフィルターの取り付けようにねじ切りされた部分が当たって、クリアランスをつめれないのです。ということで、とりあえず2mm位削ってみました。皆さん方はこんなこと真似しちゃだめですよ。medaichiはいいんです、馬鹿だからW

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おおっ、なんとかキッチリ視野環がでてきましたね。これでちゃんとコリメート撮影ができるってもんですね。medaichiは、一応、デジスコ屋のはしくれですからこういうところを手抜きしちゃいけません。

katsuma30_6_7うわっ、見ただけで視野中央の像形成がキレッキレなのわかりますねえ。比べて、50パーセントを外側にすぎたあたりからすでに怪しくなってますね。もう、ズルズルW  昔のツァイスの双眼鏡って、だいたいこんな感じでしたよね。良像の範囲は40%以下30%くらいかもしれません。

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まあ、肉眼の視野角って120度以上あるんだろうけど、ヒトが、私ら鳥屋の場合、視野中央の野鳥を注視している時って、周辺は見えていることを知覚してはいますが、見えているわけじゃないですよね。観察対象が野鳥なら、こんな周辺像の崩れを気にすることは必要ないでしょう。

まあ、たいてい双眼鏡の周辺像にうるさいのは天体つまり、星屋さんですし、ネットとかで双眼鏡のレビュー書いてるのも、星屋さんがほとんどのようです。星のような点光源なら・・・って、ほとんど光学系のテストやってるようなものだしね。周辺像の崩れにしたって、「視野いっぱいに広がる星々を・・・」って観察するなら「許さん!!!」ってなりますよねW

swaroまあ、medaichiの鳥見の標準機にしているSwarovski EL 8.5×42 SV君にご足労頂いて比べてみました。写真見ただけで視野周辺の像が良く持ちこたえているのがわかります。50%をこえるとさすがに緩み始めますが像の崩れは緩やかです。

swaro2「野鳥が対象なら、周辺像の崩れに敏感になる必要ない・・・」って言っておいてなんですが、なんでmedaichiが、Swarovski EL 8.5×42 SVを鳥見の標準機としたかお話ししたいと思います。

まあ、「好き嫌いはあるものの、いわゆる各メーカーの現代的なハイエンド機を見倒して研究すれば、より双眼鏡というものへの理解が深まると思ったから・・・」です。

ん~、長くなりそうなんで、今日はこのくらいにしときます。W

4K PHOTOでトウネンのフラッグ撮影に挑戦してみた

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medaichiのデジスコ用カメラは、去年からは、PanasonicのLUMIX DMC-GX8を使用しています。当ブログのお客様は覚えておられるでしょうが、このカメラの機能に4K PHOTOというのがあります。平たく言えば、ハイビジョンの4倍・800万画素の動画からキャプチャーして静止画を切り出すというもの。medaichiは、ムシクイ等の動きの速い野鳥の撮影に加えて、シギチドリの標識の撮影に期待していました。

今日、サルハマシギの撮影をしていたら、ファインダの端を「旗付トウネン」が通るではありませんか。どうやら、カムチャッカ半島標識のトウネンのようです。「これは、撮らなきゃ!!」とシャッタを切りますが、50m程距離がありますし動きも早いので、なかなか黄色と黒の二つのフラッグを撮影することができません。鳥頭のmedaichiは、こういうトライのためにGX8に機種変したのをすっかり忘れていましたW

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飛ばれちゃうといけないので焦る頭に目出度く「4K PHOTOは~」と天の声が・・・W  すかさず4K PHOTの撮影モードに切り替えて、60秒ほど4K動画を撮影、すると、フォーカスは多少遅くはなりますが、そこは秒間30枚、なんと使えそうな画像が数枚、簡単に撮れちゃいました。
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ここでお断りしなければならないのは、この場合、medaichiは綺麗な写真の撮影を期待していないということです。50m離れたトウネン、体長15cmのスズメ位のシギに装着された数mmのプラスチック標識の撮影だけが目的ということです。この部分ならGX8は充分期待に応えてくれたと言えそうです。

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medaichiのような撮影目的の場合、iso感度を普段の撮影より高くしてシャッタ速度優先にするってのもアリで、ノイズ感を嫌ってm4/3でもiso400しか使っていませんが、4K PHOTOの場合のみ、もっと上を使うといいでしょう。昨今、6Kだの8Kだのって声がしだしましたが・・・なんか泥沼の予感がしないでもありませんねW

2017年5月17日(水) 標識トウネン発見~♪ 

 flag_tounen今日は水曜日なので休館日だ。撮りたまっていたW 写真の整理に野鳥園へ・・・。飽き性なmedaichiは、干潟の出る時刻には、やりかけの整理をほうりだしてシギチ見てましたW  そのおかげで「オロッ 旗付きトウネン発見~♪」ってことに・・・。ついでにウズラシギ君も発見~♪

maiay_or_kamchはい、右足上脛黒、右足下跗蹠黄色でマレイシア標識個体~ってなりそうなんですが、そうはいかなかったわけで・・・。実は去年のプロトコルの更新の時に、マレイシアの欄に”proposed by mistake used for bird in Kamchaka,Russia”の表記が・・・。要は「間違って、ロシア・カムチャッカの鳥に付けちゃったかも~」ってことですね。

  • バイトの学生 :  「先生!! 間違って黒黄色の上下、逆さまに付けちゃいました~」
  • 調査のえらいさん : 「もぉ~、しょうがないなぁ。Malaysiaって標識してたっけ・・・そのままでいいや・・・」

あっ! これはmedaichiの妄想ですよ~