月別アーカイブ: 2017年6月

6倍機を比べてみた

katsuma_vixen1

前回、勝間GROLY QF 6×30 SB-Dとmedaichiの標準機のスワロ君とで色収差のお話ししましたけど、スペックの違う機種同士でいまいち「なんだかなぁ~・・・感」満載でしたのでW。 medaichiの僅かなポロ機のストックのなから、同口径・同倍率のVIXEN ATREK Light BR 6×30 WPに登場していただき比べてみました。最近、発売になった機種で、外装も現代的・・・、ちょっとチャラいけど、まあ、バランスよく見えるし、諭吉先生お一人様位のお値段だから、入門機としてはお勧め・・・なんだけど、まあ、8倍か10倍機買っちゃうだろうなあと・・・人情としてW

katsuma_vixen2 ほら、見口だってゴムじゃないし、接眼レンズの口径だって 勝間GROLY QF 6×30よかずっと大きくて、最近の双眼鏡だな~って感じするでしょ。防水処理もされてますし~。

katsuma_vixen3bまぁ、要は白い灯台を、中央と視野の70%位の位置に置いて写真を撮ってみようかなというお話katsuma_vixen4b

VIXENのATREK Light BR 6×30、新しい機種なもんで、アイレリーフは18mmとたっぷりあるので、撮影は楽でした。この「撮影が楽」って部分なんですが、medaichiは「カメラのレンズに入れ易いんなら、人間の目でも見やすいってことなんだろうな・・・」なんて勝手に解釈しています。

katsuma_vixen5b(画像をクリックすると大きな画像が開きます)  眼視ではそれほど差がないように見えましたが、色の抜けの良さ、コントラストの差はコーティングの差でしょう。視野中央なのでしっかり解像しているようですが、解像感の差はレンズ設計と工作精度の差と思われます。VIXENのATREK Light BR 6×30・・・健闘していますが、勝間GROLYの QF 6×30のこの辺りは、ハイエンドに迫るものがありますから、視野の明るさ、コントラスト、解像感をカメラのレンズは描写してしまいますね。とは言え、双方ともに色収差については、ほとんど感じられません。

katsuma_vixen6b

(画像をクリックすると大きな画像が開きます)  さて、視野の70%付近になると、VIXENのATREK Light BR 6×30には、灯台の左に青紫系、右に緑青系の収差が現れてきているのがわかります。勝間GPOLY QF 6×30ではほとんど感じられません。色収差については極めて優秀と言えそうです。しかし、像質を見ると円周方向に崩れが顕著です。VIXENのATREK Light BR 6×30では、像質の崩れは補正され、緩やかに思えます。

色収差は色のにじみてですから、必ず解像感に影響しますが、周辺部の視野については、像質の崩れはレンズ設計による差異もあります。勝間GPOLY QF 6×30、昔風の双眼鏡の見え味ということが良くわかります。

クロツラヘラサギがやってきた!

170610kuroturaherasagi シギやチドリが旅立って寂しくなった干潟に大物が・・・。クロツラヘラサギの若鳥君です。嘴もつるつる~。初列風切の先っちょが黒いので若鳥君とわかります。まあ、繁殖に参加する気もないのでそこら辺をウロウロしている子なのかもしれません。北港方向に飛び立ったけどぉ~、なんとかしばらく滞在してもらえんものかなぁW

カメラを検証・・・

test1

例によって、双眼鏡にカメラをくっつけて撮影し、その見え方を云々するというようなことに意味があるんだろうか・・・?  そんな疑問はいつもかんじてはいるのですが、以前にもやってはいるのですが、デジカメの写り方について再度考えてみました。広角24mmで撮影、緑の円は見掛け視野約50°、赤の円は約60°に相当します。仕事場にころがっていたマザーボードを撮ってみました。

test2             ①視野中央部の黄色の円で示した400pixの等倍画像を切り抜いてみました。撮って出しのjpegでなにも加工はしていません。

中央部はどんなレンズでも、まあ一番おいしい画像がでてきますから、この写真が良くも悪くも基準になります。

普段、コンデジで写真を撮っている時は、意識することはないのですが、解像感とコントラストの違いに注目してください。

 

test3 ②視野50°周辺の400pixです。さすがに、こうやって等倍で検証してみると、照明の回り方の差を勘案してみても像質は緩み、コントラストも低下しているのがわかりますが、大きく破綻しているとは言えないでしょう。

加えて、デジタル画像を素人が気軽にいじれる時代だから、拡大しピクセル等倍で検証が可能ですが、medaichiレベルの観察者が目視で確認できるか・・・っていうおはなしではあります。

 

test5

 

スケールを添えて撮影してみましたが、ボード上のプリントされた白線、おそらく0.1mm位です。野鳥でいえば羽毛の毛筋一本レベルW

ん~っ、このレベルの像質の崩れを意識することは、まずないでしょうから、双眼鏡経由のコリメート撮影、中央のサークル圏内の画像は、周辺部は若干、カメラレンズの像質の崩れが加味されるが・・・って程度で収まりそうです。