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人に聞けない、オオルリ・キビタキ

ruri_kibi2カメラのお客さんが、こっそりWと聞いてこられたので、こっそりお話ししました。全然どってことないんですけど、「オオルリ♀ですか~?  キビタキ♀ですか~?」ってお話しです。ちなみに、コサメビタキだったんですけどW 。ん~っ、人には聞けんですな~W   オオルリ雌は他のヒタキ類の雌に比べると別格に大きいから、目視でわかるけど、写真にしちゃうとね~ってお話し。

確かに撮影した角度とか光の条件で、1枚だけ写真見せられると「ん~っ?」っていうのは良くある話ですね。medaichiが見るポイント・・・、実際は体型なんかでわかるんだけど、2か所お話ししときます。背中からなら、肩羽と尾羽の色味の差があるかです。オオルリはどちらも褐色です。キビタキは肩羽・背中はオリーブ色かかって、尾羽は茶色かかっています。

ruri_kibi1前から見るときは、喉下の淡色部。キビタキは幅広で、オオルリは狭く見えます。オオルリは横から見ると見えない時もあります。ハッキリわかる写真を選びましたが、まあ、わかりにくい羽衣の個体もいることはいます。そういう時は、medaichiはキッパリと「わかりません!!」と言いますW とくに、「キビタキ♀」は、ネットでもサメビタキ属に化けたりしていますから、注意が必要ですね。

カワセミとカワウ標識個体

170920kawau1今日は水曜日で野鳥園は休館。仕事が昼からなもんで、medaichiは早朝からサイトのメンテナンスで野鳥園へ・・・。ん? 今朝はやたらとカワウが集まっている。過去の経験から、この時期、200~300羽集まることがあって、大体、標識された若鳥が混じっている確率が高い・・・。

170920kawau2ハイ! いましたW  展望塔前の石積みに・・・。これくらい近いと撮影は楽勝ですね。昆陽池標識の青リングに白字で「497」と彫られているのが一発で撮れました。標識そのものは巣内雛に付けられているようですから、探すんなら胸が白っぽくて、褐色味のある若鳥をねらいます。成鳥で、青色リングが脱落して、右足のアルミリングのみ残存している個体もいます。この後、報告・・・

170920kawasemiカワウの横を、青くてちっこいのが「チ~」って横切ったので追いかけると、ナンキンハゼの枝先に・・・。バックが明るいのでちょこっと+補正、高さを表現するためにカワセミを1/3ほど上位置にしてトリミング・・・。m4/3のGX8は、こういうの楽ですね。iso800までぎりOK、2000万画素あるので、medaichiiの1200mm固定のデジスコでも、webに揚げるくらいなら楽に切り出せます。

ほぉ~、若鳥君ですが、なかなかの面魂ですなぁ。野鳥園では8月になるとカワセミの若鳥が姿をみせます。複数、2.3個体いることもあります。繁殖場所の環境は選好みがあるカワセミ諸氏も、越冬環境はけっこうアバウトというか、適応力あるようです。淡水の水辺のイメージありますが、野鳥園のような海辺でも、小さなハゼの仲間や、エビを捕食しているようです。見かけたら「頑張れ~って応援してあげてください。

エゾビタキ・コサメビタキ

170910ezobitakiコサメビタキはたくさんいたんですが、この子、上の写真のエゾビタキはちょっと探しました。そうだなぁ・・・、コサメビタキとは、胸の暗色班のでかたとか、目先の色とか、羽衣でもわかるんだが、目視でパッと見た感じでは、シルエットで頭が小さく、体と翼が長く見えます。コサメビタキは頭でっかちっていうことですね。

170908kosamebitakiこの子はコサメビタキですね。頭でっかちなのがわかるでしょうか。あと、細かいことを言えば、三列風切に対して初列風切りの突出具合が短いのが観て取れます。他のサメビタキ、エゾビタキに比べて風切が短く見えますね。