今朝は今季初めてエゾムシクイが団体様で来園されていたので早速撮影に・・・。昨日、センムシをUPしたら友人から「エゾムシもちゃんと解説しろよな~」と催促されたのでWW 実は、エゾムシクイの識別に一番ポイント高いのは「頭頂部と肩羽の色調の差」なんですが、medaichiは解説に使える様な写真を持ってなかったのでちょうど良かったです。
エゾムシの頭頂部は暗い灰褐色ですが、首から続く肩羽は褐色かかったオリーブ色で色調とコントラストが違って見えます。あと、個体差がありますが、足の色も明るい肉色に見えればこれもポイント高いです。
下面はセンダイムシクイのような黄色味はなく白っぽいですが側胸部からわき腹にかけて褐色味がかって見えますね。上の写真とは別個体ですが、下嘴も基部以外は暗色です。さえずりは「ヒッ、ツッ、キー」と特徴的ですが地鳴きも「ヒッ、ピッ」と強く、ジョウビタキによく似ています。
それから、写真の方にムシクイ類の撮影でよく聞かれるのは「ちょろちょろ葉陰で動き回って撮りにくいよ~」ってのがほとんどですが、medaichiは良く観察して、上の写真の様に餌のガの幼虫やクモなどを捕えるまで待ちます。medaichiの観察ではムシクイ類は餌を捕えると枝の中ほどに降りてくる場合が多く、そこで餌を叩きつけたりして食べます。それから枝に嘴をこすりつけて綺麗にしたり、ちょっと休憩・・・って時がありますから、その時をねらって撮影っていうのが多いです。一度観察してみてください。