今朝は今季初めてエゾムシクイが団体様で来園されていたので早速撮影に・・・。昨日、センムシをUPしたら友人から「エゾムシもちゃんと解説しろよな~」と催促されたのでWW 実は、エゾムシクイの識別に一番ポイント高いのは「頭頂部と肩羽の色調の差」なんですが、medaichiは解説に使える様な写真を持ってなかったのでちょうど良かったです。
エゾムシの頭頂部は暗い灰褐色ですが、首から続く肩羽は褐色かかったオリーブ色で色調とコントラストが違って見えます。あと、個体差がありますが、足の色も明るい肉色に見えればこれもポイント高いです。
下面はセンダイムシクイのような黄色味はなく白っぽいですが側胸部からわき腹にかけて褐色味がかって見えますね。上の写真とは別個体ですが、下嘴も基部以外は暗色です。さえずりは「ヒッ、ツッ、キー」と特徴的ですが地鳴きも「ヒッ、ピッ」と強く、ジョウビタキによく似ています。
それから、写真の方にムシクイ類の撮影でよく聞かれるのは「ちょろちょろ葉陰で動き回って撮りにくいよ~」ってのがほとんどですが、medaichiは良く観察して、上の写真の様に餌のガの幼虫やクモなどを捕えるまで待ちます。medaichiの観察ではムシクイ類は餌を捕えると枝の中ほどに降りてくる場合が多く、そこで餌を叩きつけたりして食べます。それから枝に嘴をこすりつけて綺麗にしたり、ちょっと休憩・・・って時がありますから、その時をねらって撮影っていうのが多いです。一度観察してみてください。
ここにコメントするのは違うかと思いましたが、ご報告します。24日(水)の3時半頃に北観察所で湾土を見ていると、湾土の中に入って土を掘って何かを取っている人を見かけました。その後何かを入れた籠?を引っ張って岸まで来たようですが、なかなか姿を現さず、声をかけることができませんでした。もしかして野鳥の会の方が何かされているのか?とも思いましたが、怪しいと思ったので報告します。
東様、ご連絡ありがとうございます。
水曜日の定休日だと、私共のNPOや協力関係の大学の研究室などが底性生物や海水などの調査で立ち入ったり、干潟のメンテナンスを行う場合もありますが、赤灯台や護岸に侵入した釣り客が立ち入る場合もあるかと思われます。お声掛けいただいた方に迷惑が及ぶやもしれませんので、直接の接触はやめておいた方が良いと思われます。
大阪南港野鳥園は現在は「野鳥園臨港緑地」として、緑地公園の扱いで所有者は大阪市港湾局、管理は同建設局です。medaichiらのNPOはハード面の受託を受けていませんので、直接の権限がありません。行政との会議で懸案事項として申し入れするぐらいしかできませんので悪しからずご了承ください。