日別アーカイブ: 2019-10-07

コサメビタキにこだわる

キビタキはたくさんいたのに撮らせてくれなかっので、コサメビタキです。本サイトのコラムにも書きましたが、サメビタキ属の識別で胸の斑紋にばかりきをとられると間違います。medaichiは、コサメビタキは目先の白さと、初列風切の突出でみます。上の写真のように目先が幅広く白っぽくぬけているかと、露出三列風切の先端からどれくらい初列風切が突出しているかということですね。コサメビタキは突出の具合が、他のサメビタキ属、エゾビタキ、サメビタキに比べて短いのが特徴です。

とはいうものの、秋の渡りでは、目先の色がバフ色というか、やや暗色気味にみえる場合もありますよねえ・・・     左の子みたいに・・・。

こっから先はmedaichiの私見というか、勝手な思い込みということでお願いしますW

サメビタキ属の幼鳥を野鳥園のような渡りの途中の中継地でみることはないのですが、換羽中の個体で幼羽を残している個体はたまにみかけます。

ということで、「とっておき」というほど大層なものではありませんが、今まで出したことの無いコサメビタキとエゾビタキの幼羽の残る個体の写真を見てみましょう。肩羽や雨覆いの先に白班の残る幼羽から換羽中の子達です。medaichiは、コサメビタキも幼鳥については目先は白くぬけているというよりも、かなり暗色に見えると思っています。でも、初列の突出については、明らかに短いのがわかりますね。

それと、medaichiはあまり羽縁の色合いについて、写真でああだこうだ言うことは少ないのですがコサメビタキとサメビタキの大雨覆や三列風切の羽縁は、幅の太い細いはありますがバフ色かかって見え、エゾビタキの羽縁はより白く見えます。いかがでしょうか。

おまけで、良い写真が撮れなかったのですが、オオムシクイ、この場合地鳴きがはっきり聞こえているのでオオムシクイでいいでしょう。下面の色合いが図鑑の記述にあるような写真だったので揚げときます。