日別アーカイブ: 2020-06-05

いまさら三脚・・・、されど三脚

 

野鳥関係のお客様から、スコープの相談と併せて三脚についてお問い合わせをを頂いたので、当ブログの誌面を使ってお答えしておこう。不精なmedaichiは、観察時でもカメラをはずすだけでこのまま使っているから問題ないだろう。medaichi的には三脚選びの基本というか第一のポイントは全伸高さだと思っている。この場合全伸高とは、三脚を全段伸ばしてフルに開脚した高さのことだ。注意すべきは、エレベータまたはセンタポールという伸長部分を使用しない高さということだ。

上の図はmedaichiのシステムの実測だ。medaichiの身長は176cmだから、だいたいアイレベル つまり直立した姿勢の眼の高さは、身長から10㎝強差し引いた高さになるので164cmである。雲台の高さに加えて機器を載せた状態で、この高さ(カメラのファインダあるいはスコープの接眼レンズの高さ)が必要になるということだ。あまりに低すぎると撮影あるいは観察のたびにしゃがみこまなくてはならない羽目になる。medaichiの場合は全伸高148cm以上の三脚が必要ということになるのだ。

実際のセッティングでは、地面にいる鳥も撮影するから俯角になる場合も当然あるわけで、水平時のアイレベルより数cm下げたポジションになるのだけれど、高い梢の先端にいる鳥などの場合、短時間ならいいがある程度粘らないといけないときは仰角が撮れた方が楽だ。とはいうものの、全伸高150cm以上の三脚となるとかなり大型になるから、そのあたりハンドリングとの兼ね合いということか・・・。