外観を観てみよう
それでは野鳥の会も御用達、birdwatchingに向く双眼鏡の新旧エントリモデルを見比べてみよう。形状としてはNikon Monarch 8×30 ( 以降mona7と表記 )は鏡筒の真っ直ぐなダハ型、Nikon 8×30EⅡ( 以降E2と表記 )は鏡筒の折れ曲がったポロ型。光軸が折れ曲がったポロ型のE2は全長が短く、光軸のストレートなダハ型のmona7は全幅が狭くアドバンテージがある。重さはE2の575gに対しmona7は435gと軽量だ。
留意いただきたいのは新しいmona7は防水であるが、元祖エントリモデルのE2は非防水ということだ。Birdwatchingだけでなくアウトドアユーズで非防水はちょっと面倒だなあ。
聞いた話によるとポロ型の双眼鏡を防水するのは手間がかかるらしく、左の勝間光学の軍用双眼鏡の民間モデルの位置付けであるGRORY6×30は防水機であるが、右のE2に比べてゴツくていかついW。フォーカシングホイールもE2に比べると接眼レンズ側からは遠いので、屈曲したプリズムハウスごとにぎりこまねばならず、女性や子供達には手に負えないかと・・・。
E2はホイールが接眼寄りにあるので、左の写真の様にプリズムハウスを接眼レンズ寄りに保持すれば、普通サイズのmedaichiの手でも十分なのだが、初めて手に取ってみる方は「なんだかごつくて持ちにくいな・・・」と思われる方もいるだろう。
もし光学的性能が充分な機器同士を比較するなら、小型軽量ってのは大きなアドバンテージだから、時代はコンパクト軽量なダハ型、ラバー外装の防水機がトレンドってとこに行きつくのは間違いないでしょうね。