日別アーカイブ: 2022-01-24

1/24 今日のヘラサギは5羽・・・

今朝のしゃもじは5本でした。嘴の色で明らかに幼鳥とわかる子が2羽いたのですが、その子らの姿は見えません。程度の差こそあれ冠羽があって成鳥っぽく見える子ばかりですね。~で終わっちゃうと重箱の隅をほじくるデジスコ屋のmedaichiとしては不本意極まりないので、①と②の子に今日の重箱になってもらうことにW。

①の子がパタパタってしてくれました。パッと見た感じ初列風切の先端には暗色部が無いように見えますが、はたしてそうでしょうか。

①の子です。3暦年の春には程度の差こそあれ冠羽を生じますから、雰囲気、成鳥っぽく見えます。冠羽は通常短めですが、成鳥の様に長かったり僅かに黄色味を帯びる場合があるそうです。そして初列風切の暗色部が極めて小さい個体や、稀にない個体もいるので紛らわしいわけで・・・。①の子はパタパタの写真だけでは、この暗色の羽軸を見逃すところでした。

②の子です。1/21の拙稿に揚げた飛翔写真の①の子かも・・・。立派な冠羽ですが初列の先端の暗色班と暗色の羽軸が認められます。4暦年春の個体でも、このような小さな暗色班と暗色の羽軸が認められる個体も僅かながらいるらしいので3暦年春の個体との識別は難しいのですが、冠羽ではなくて胸が黄色味を帯びるかということがポイントかもしれません。

基本、ヘラサギの成幼についてみるべきところは嘴の色と形状、翼の暗色部、虹彩の色、足の色、冠羽と胸の黄色部くらいかな。識別ポイントがたくさんあるのは面倒ですが面白いし勉強になります。