日別アーカイブ: 2023-11-14

ノスリで妄想してみたこと・・・

11/5(日)に姿を見せたノスリ君・・・。パッと見た感じで虹彩が黄色くなかったので成鳥かなと思ったのだけど、蝋膜あたりが微妙な感じ。

ノスリの成幼の識別で羽衣の形状や色合いは面倒なんで、スッ飛ばして虹彩の色と蝋膜の色を見てしまいます。図鑑でも、medaichiが常用している文一総合出版の「日本の鳥550 山野の鳥」には、「虹彩は幼鳥が黄色で成鳥は暗褐色」、あるいは「ろう膜は幼鳥は灰色で成鳥は黄色」との記載があります。

また、平凡社の「日本の野鳥650」では、成鳥の解説として「虹彩は暗色、ろう膜は黄色」という趣旨の記載があり、幼鳥の写真の解説で「虹彩は淡黄色でろう膜は灰色」という記載があります。

この写真はノスリ♂成長と思われる個体ですが、虹彩は瞳孔と区別しづらいくらい暗色で黒目に見えますし、蝋膜も明らかに汚黄色味が感じられます。

幼鳥ですが、はっきり虹彩が汚黄色で蝋膜はmedaichi的にはわずかに青緑がかった灰色に見えます。ああ、蝋膜ってのはタカ類の( インコにもある )上嘴の基部を覆う肉質の柔らかい部分、上の写真で赤点線で示した部分のことです。

まあ、秋にやってくる、虹彩がやや暗色にもかかわらず成鳥よりは明るく、蝋膜が黄色くない子は2暦年目秋の個体と考えてもいいのでしょうかね。そうだとすると昨シーズンにいたノスリ幼鳥( 1暦年目秋 )が還ってきたんじゃないかと、根拠のない妄想竹がニョキニョキと・・・W