月別アーカイブ: 2024年9月

お久しぶりのコムクドリ・・・

9/7の午後にも出ていたコムクドリですが揺らぎで撮影はムズかったようでした。今朝早くに同じ展望塔前のナンキンハゼに来たようで、例によってお写真をY田さんに提供いただきました。上面の詳細は不詳ですが、頭部と下面は見えますね。嘴基部が肉褐色を帯びる♀第一回冬羽の子と思われます。

♂の場合、第一回冬羽でも♂の特徴が出てきている場合が多いと思われますが、成幼は羽衣にとらわれず嘴の基部一択で判断できるでしょう。参考までに春に撮影した♀成鳥と思われる子の写真も揚げておきます。

オオタカ幼鳥、若鳥??

8月の下旬にオオタカの記録が揚がっていたのだけれど、幼鳥だの成鳥だのと聞こえてきてはっきりしなかったわけで・・・。NPOのW田さんが「写真撮れてますよ~」ということで見せてもらうと、「ああ、この子幼鳥やないね。去年生まれの1歳秋の若鳥君やねえ・・・」ということに落ち着きましたW。

上面がわからんので胸腹の下面で見ると( 右側の子 )は横班が連なっていますね。以前撮った幼鳥君を召喚して比べてみることに・・・。例によってそれらしいというか怪しげなイラストで恐縮ですが胸の体羽は幼鳥では羽軸方向の暗色の縦班、1歳以降は羽軸に直角方向の横班となります。

図鑑では1歳秋若鳥 ( 本によっては2回秋・冬とか表現が違う場合もある 、ん~、ややこしい話は置いといて要は去年生まれの、この秋の時点で満1歳の子という意味 ) は、下面はやや褐色味があり、成鳥に比べてやや幅広で波うちの大きな横班があり、この胸腹の横班は成長するにつれて幅が狭くなっていくとか書かれている本もあります。まあ、成鳥の胸腹はより白っぽく見えるということですね。

日頃、「図鑑に書いてあることは鵜呑みにせず、実際のフィールドでどう見えるか、しっかり確かめるのが上達の・・・」等と偉そうなことを言っているので、これまた以前撮影した、いかつ~い♀成鳥を召喚して比べてみることにしましょう。

「こんなの誰がみたってオオタカ成鳥だい!!」という声は無視して、下面の色とか胸腹の横班の太さ、横班の波うち具合とかに注目しましょうねW。あ~・・・1歳秋の子は個体差がかなりあるみたいで見え方は個々で違いが大きいようです。

えへへ、前回のカラシラサギでやらかしたmedaichiはやや慎重モードに・・・。オオタカ君の羽衣をチェック。ああ、腹中央あたりに縦班のある幼羽が数枚見えますね。幼羽が残存しているのなら去年生まれ1歳秋の若鳥君決定ですね。