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ホウジャクのこと・・・

犬は歩けば棒に当たるらしいのだが、medaichiは歩いても鳥には当たらなかった。せっかくカメラを新調したのに・・・。久しぶりにホウジャクを観ました。バードウオッチングのネタでいうと古典になるわけなんですが、「花にホバリングしてるハチドリみたいなのがいたんですが、日本にハチドリいるんですね・・・」つうやつですね。ホウジャクは蛾の仲間です。昼行性で筒型の花に来ているのをよく見ます。

ハチドリの仲間って300種くらいいるらしいんですが、北米あるいは中南米産ですから日本にはいません。ところが鳥にしては形態習性が面白いので、昔からよくテレビ番組なんかでよく取り上げられていたので知名度は抜群なんですよね。

長い口吻で花の蜜を吸っているところが撮れました。この口吻、使わない時は蝶の様にクルクルと巻き込むんですね。ん~、デジスコでは撮ったこと無い画像だなあ。これから昆虫ネタとか増えるかもWW

ヘラサギ、残っている子・・・

今季、最後まで残っていたヘラサギはこの子です。初列風切の先端に暗色班が残っていますから成鳥というわけではありません。春になっても冠羽も認められません。嘴表面のシワシワは出ていますから3年目春の個体なのかもしれません。ああ、失礼しました。本稿のお写真は3枚ともお客様のK村さんに頂戴しました。多謝。

せっかく、展望塔前に来てくれたうえ採餌も見せてくれたので、何を食べているのか見てみましょう。嘴を干潟の水中に突っ込んで振り回しています。カニを捕えましたね。このサイズは丸呑みしていました。

どの本だったか忘れましたが以前読んだ図鑑に、「干潟では水中で嘴を動かし、嘴に触れた魚を捕える・・・」というような記述があったのですが、疑り深いmedaichiは「んなことできるんか~?」とずっと思っていたのですが、今回、目の前で見事にハゼの仲間を捕えてくれましたので安心してお客様にお話できるようになった次第。そう、何事も鵜呑みはいけませんね。図鑑や資料の記述も実際のフィールドで観察してこそ一歩前進と常々思います。K村さん、素晴らしいお写真をありがとうございました。

今朝は干潟、オオソリハシシギとか・・・

大阪南港野鳥園は成り立ちから渡りのシギチドリの保護が基本で、植栽部の小鳥はまあオマケ扱いと言ったら怒られるか?  まあいいや。にもかかわらず、当ブログのカテゴリー一覧をご覧になれば一目瞭然、野山の小鳥の方が多いW。というわけでもないのだが、今朝は雨なもんでmedaichiは干潟の捜索を・・・

おお!  いましたいました赤い子が。オオソリハシシギの♂夏羽ですね。下面が顕著に赤く嘴も短めです。「じゃあ♀は?」とか聞かれそうなんで、♀夏羽の画像を探すことに・・・。この時期、♀の赤い子少ないんですよね。

え~、ありました。在庫からですが、下面の赤みがあることはありますが、♂に比べて薄い感じですね。喉下から胸にかけて暗色の縦班が、胸から下腹にかけて同じく横班が認められます。

ダイゼンも夏羽に換羽中の、下面に黒い羽衣がパラパラと出始めていました。先日はムナグロも出ていましたのでややこしいのですが、ダイゼンは太い嘴で、ムナグロよりはるかに大きいのですが単独で観察した場合は、上面の羽衣が褐色で、ムナグロのような黄色味はありません。

今季、野鳥園の近辺で越冬したヘラサギは5羽でしたが、現時点でこの子だけ残留しています。営業面から見れば、スター性のある子がいてくれると管理人のmedaichi的には助かるのですが、まあ気がかりではあります。今朝もお昼に展望塔前で甲殻類などを採餌していました。

手こずる理由・・・

なんでまた春の渡りの真っ最中今頃になって、鳥写真に手を焼いているかと言うとこのズームレンズ。Panaの100-400mmなんですが、先日、NPOのW田君が持っているのを借りてmedaichiの使っているm4/3機のGX8に付けてみました。手振れ補正もよく聞いているし、「まあ、明るい条件ならいいかも・・・」と手に入れたは良いものの、GX8の小さなバッテリでは消耗がすごくて・・・

で、馬鹿なmedaichiは衝動的にPanaのm4/3機で静止画メインのDC-G9Proに手を出してしまったんです。幸い安く譲っていただいたのですが、根が粗雑なmedaichiはマニュアルも読まず「こんなの直観的に撮れるんだい!!」とばかり、撮影しながら設定と操作を憶えるという暴挙にWW。感触はいいんですがね。

ということで、本来ならシーズン前に導入してテストを重ね、設定と操作に習熟せんといかんのですが、無計画・お気楽の見本みたいなmedaichiは「あ゛~、も~!」状態でわめきながら、野鳥達に馬鹿にされながら今季の撮影を始めたというお粗末でした。「これで、この春ちゃんと撮影できんかったら怒られるかな・・・」と思わんでもないですが、デジスコは健在ですからまあなんとかなるでしょう。

アカハラ、センムシ、エゾムシとか・・・

今朝は快晴、肌寒いけど風もなく良いコンディションだ。展望塔前の植栽にアカハラが数羽かたまっていて、渡ってきて間もないのか、medaichiを気にせず盛んに採餌していました。野鳥園でこの辺りの大型ツグミ類の写真と言うと、暗い階段下の枯葉背景というのが普通なんですが、今朝はとまり物を揚げておきます。まあ、止まっているのが錆びた鉄アングルというのが玉に傷ではありますが、そこはご愛嬌・・・。

センダイムシクイです。エゾムシクイもさえずっていましたが撮れませんでしたW。さえずりの「チヨチヨ・ヴィー」が聞こえましたから問題ないですが、写真でも下嘴がオレンジ色で先端部に暗色班が無いのが見えると思います。

高い枝先にいるのでかなり手を焼きましたが頭央線も撮れました。下嘴と頭上の頭央線を一緒には撮れんので解説っつうとこんな風になります。ムシクイというだけで面倒なんですが手を焼く理由は後述します。

やっとこさキビタキとか・・・

今日は黄色い子を探しに・・・。昨日、記録が揚がっていたので、「まあ、いたら撮れるだろ・・・」なんてお気楽に出かけたmedaichiだが、思いのほか手を焼いて3時間もかかってこんなややこしい証拠写真が1枚。普段ならボツ写真、とてもお見せできるようなものではないが貴重な証拠写真なので揚げときます。手こずった訳は後日お話させていただくとして、野鳥園の緑地にも夏鳥達がそろい始めました。