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タカサゴモズがいました

昨日9月10日(木)、タカサゴモズが観察された。この鳥、大阪南港野鳥園では以前に記録がある。なんと2002年の9月8日から・・・。数日の差異である。先の個体の終認は2003年3月13日であるから、今回も越冬への期待が高まる。なんともわくわくさせられますね。羽衣も体色摩耗が著しいので、継続して撮影を続けていると面白いだろうなあ。このお写真はお客様の黒猫さんから提供していただきました。多謝!!

ん~、ホントは今朝は週末の観察会のために西池際の葦原を刈るつもりだったんだが・・・。8時にはお客さんでいっぱいWW。この状態で干潟に立ちこんだりしようもんなら石投げられちゃうので、早々とギブアップしました。

メモ替わりに、トウネン標識鳥 左跗蹠 青/白フラッグ 宮城県鳥の海 番号不詳 7月末の鳥の海個体は成鳥だったのでこの子とは別です。あと、近くにウズラシギ1羽・写真撮れてませんがタカブシギ1羽

クロサギがいました

お客様に教えていただいた。西池南岸の岩場にクロサギ黒色型が1羽・・・、ん~、多少涼しくなったとはいえ昼間の距離のある撮影はつらいW。 まあ証拠写真だって撮らんと始まらんから無理やり撮影。とはいうものの、クロサギなんて久しぶりだなあ。medaichiは野鳥園で観察したことはあるが、ハッキリ言ってが思い出せないくらい昔W。ああそれから、このクロサギは白色型もいますが奄美大島あたりより南に行かんと見れんから。もし行かれるんなら黄色くて太い足を憶えておきましょう。コサギの若鳥も足が暗色ながら黄緑色味を帯びるから間違えんようにしましょう。

渡り鳥の観察会ご案内

秋が近づくと、野鳥園の干潟には遠くへ旅するシギやチドリ達がやってきます。遠いものでは南半球のオーストラリア・ニュージーランドまで・・・。野鳥ガイドさんの解説で、渡りのシギやチドリを観察します。これから鳥見を始めようかという初心者の方も歓迎です。「野山の鳥はいいけどもシギやチドリはちょっと・・・」とおっしゃる方は是非ご参加ください。 詳細と申し込み

残暑お見舞い申し上げます

立秋とは名ばかり、残暑とも言えないような暑さが続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。暦の上では、立秋の次は暑さが峠を超えて朝晩に秋の気配を感じる頃という意味の「処暑」となりますが、今年はなかなかみたいですね。コロナ禍も先の見えない状態が続きますが、拙ブログのお客様各位、お元気にお過ごしなされますようお祈り申し上げます。

 

カワウ標識鳥がいました


お客様のミッツ黒猫さんから、カワウ標識鳥のお写真をいただいた。コメント欄に投稿していただいたのを揚げておくことに・・・。例によって左足の青リングに740と記されている。青リングは関西、といっても兵庫県伊丹市の昆陽池と滋賀県琵琶湖竹生島・伊崎ということらしい。琵琶湖の場合、メタルリング上に黄色のコイルリングが装着されているとのことだが、野鳥園での観察事例はありません。関西以外のカワウの標識情報はこちら

ん~、飛翔写真で標識かぁ~。なんかカッコいいですねえ。medaichiの写真とは一味も二味も違いますね。こういうの見ると一眼に乗り換えてやろうかなどと・・・ww

キアシシギ / クイーンズランド州標識個体

トウネンに続いて標識鳥が出ました。今度はオーストラリア北東部クイーンズランド州のキアシシギだ。右足脛に緑フラッグ、しかもCYJと白文字が読み取れる。左足跗蹠はメタルリングのみだ。お客様で大阪市在住のS水様親子が観察、貴重なお写真を提供いただいた。ありがとうございます。

medaichiらのNPO法人では、野鳥園でこのように観察されたシギチドリの標識個体を山階鳥類研究所の保全研究室(鳥類標識センター)へ報告しています。ちなみに、今季春の報告をご紹介しておきます。

  1.  トウネン:2020年5月2日および5月6日 右:関節上が黒色、関節下が黄色 ロシア カムチャッカ半島中西部海岸、ボリシャヤ・ヴォロフスカヤ川河口(54°11′N, 155°49′E)での放鳥の可能性
  2.  トウネン:2020年5月6日 右:関節上が青色、関節下が青色
    北海道 紋別市 コムケ湖での放鳥。同時期に泉大津で青N58/青トウネンが観察されているので、同一個体かもしれない
  3.  トウネン:2020年5月17日 右:関節上が緑色と青色(写真1)
    中国 江蘇省 塩城市東台市條子泥(32°43′N, 120°55′E)での放鳥。
  4.  トウネン:2020年5月17日 右:関節上が黒色、関節下が白色、左ふしょリング(写真2)
    中国 上海 崇明島での放鳥
    関節下は黄色に見えますが、白のフラッグが泥で着色したもののようです。
    金属リングに79の文字が読み取れます。
  5.  ハマシギ:2020年5月9日および5月10日 右:関節上が緑色と青色
    中国 江蘇省 塩城市東台市條子泥(32°43′N, 120°55′E)での放鳥。

以上の様に、山階鳥類研究所からは標識地のデータ等をコメントしていただいて返信があり大変勉強になります。こんな事ばかり書いているとmedaichiらがスコープで干潟を見ている時は、まるでこんなスズメ位の野鳥に標識されたプラスティック片ばかり探している様に思われそうですが、まあ、大抵はそのとおりです。