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オオムシクイの些細なこと・・・

ん~、初手から煙幕はるのもなんだかなぁ~とは思うのですが、概ねムシクイネタっつうのは地雷原もええとこで大抵自爆するんだけども・・・、まあいいや。普段お客様には「メボソムシクイとオオムシクイは外見・写真では識別困難ですから鳴き声をよく聞いてね・・・」などと説明しているmedaichiではありますが、以前から気になっていたことがあって、文一総合出版の「新訂日本の鳥550山野の鳥」のオオムシクイとメボソムシクイの記述にオオムシクイは「下嘴の黒色味が少ないい傾向にある。」とあったことです。

まあ、medaichiは「ムシクイなんてデジスコじゃ無理!!」とはなからサボっていたのですが、「技術的退行…」との指摘に耐えかね撮影を始めたのはここ数年のことなんですけどね。オオムシクイは上の写真みたいに、普通、下嘴の基部は黄橙で先に暗色班が目立つのですが、「ほんとに下嘴の暗色班が少ない子っているのかね~?」と懐疑的ではあったわけです。

で、先日撮影したオオムシクイの下嘴を見ると「うおっ、下嘴の暗色班がぼやけとる~」となって、前から気になっていた図鑑の記載を初めて確認できた気がします。やっぱり図鑑に書いてあることが実際のフィールドでどう見えるかを確認する過程は面白いですね。という些細なお話でした。

野山の野鳥コムクと・・・おまけ

14日の(木)に、展望塔前のナンキンハゼにコムクドリの10羽+の小群が観察されているが、NPOのW田君が例によって水場のトレイルカメラのデータを回収してきてくれたら、ムクドリの群れに交じって、なんとコムクドリが水浴びに来ていました。カメラに捕らえられていたのは♂2羽のようです。

なかなか出てこんし・・・、小さいし・・・、ん~、地味やし・・・って「お前が下手なだけだろう!!」と怒られそうですが、こないだから声のしてたヤブサメ君。この子は他のムシクイ達と違って、枯葉の上を歩き回ったり潜ったりと妙な動きをする。動画では水場の周りをウロウロ歩き回る様子が撮られていて、medaichi的には萌えましたW。ああっ!  リンク貼り忘れてましたね。ヤブサメ君の登場は動画の終りの方です。                  https://www.youtube.com/watch?v=t0pXpXYCJxo&ab_channel

本サイトでは紹介しなかったが、ここまでご来臨賜ったブログのお客様には・・・おまけ。「なんだこりゃ?」と一瞬のけぞりましたが、黄褐色で尾が長く見えるのでチョウセンイタチのようです。まあホンドイタチはこんな環境にはおらんやろ。あれっ?  こないだ和名がシベリアイタチに替わってなかったっけ・・・まあいいやW

イタチはmedaichiの住んでいる南港のポートタウンでもたまに見ます。夜、ワンコの散歩の散歩中とかね・・・。あんまり昼間からうろついているようなイメージないけど、本来夜行性というわけでもないようです。この時も雑食ですから、恐らく水場のカニを探していたのではないかと・・・。

イタチは結構気合の入った小さな猛獣なので、まあないとは思いますが、近づくと思わぬ反撃を食らいますからご注意を・・・W

 

山の小鳥たちも動き始めていること・・・

NPOのW田君が水場に仕掛けてたトレイルカメラの画像を回収してきてくれた。いきなりコルリ♂君の登場です。暑くてやぶ蚊だらけの緑道でこの子らを探すのって、medaichiは腰が引けてしまいますねえW。YouTube動画のリンクも貼っておきますのでお楽しみください。

https://www.youtube.com/watch?v=_Pxuy-BlTSw

当然、♀の画像も・・・。中央尾羽、上尾筒や腰のあたりに青みが見えなかったので第一回冬羽かな?

コルリ♂も、オオルリの様に幼羽から第一回冬羽にかけては頭部は黄褐色を帯びています。

んっ?  ムシクイが・・・。スクショにするとわかりづらいかもしれませんが、センダイムシクイのようです。

この子はエゾムシクイ・・・。

オオメダイチドリとかヒバリシギ・・・

みなさん残暑お見舞い申し上げます。夜に秋の虫たちのすだく音も聞こえ始めました。今朝は少し涼しかったです。午前中、こないだ撮り損ねたオオメダイチドリが・・・。ちょっと迷いました。

以前撮影した子ですが、オオメダイチドリの幼鳥っつうと、こんなふうなバフ色の羽縁がウロコ模様に見えるんですが、個体差で羽縁の摩滅の進んだ子もいるんでしょうね。

一瞬ややこしい子がいましたがコチドリの幼鳥でした。

この時期はハジロコチドリの幼鳥もでるかも。コチドリとは雰囲気ちがいます。

昼前になって気温が上がってくると、空気に揺らぎが出始め撮影は難しくなります。せっかく、ヒバリシギがでてくれたのに写真はイマイチですから、複数カット貼り付けてごまかすことにしますW。

ハクセンシオマネキと干潟の生き物・・・

大阪市では、2023年7月30日(日)に、野鳥園で生き物観察プログラムの「ハクセンシオマネキと干潟の生き物かんさつ会」を実施します。秋のシギチドリ達の渡りが始まる前に、ガイドの解説でハクセンシオマネキや干潟のいきもの達を観察しませんか。申し込みや詳細は本サイトから。リンクを貼っておきます。  ハクセンシオマネキと干潟の生き物かんさつ会

 

シギチの国内標識が変更になっていた件

毎度のことではあるけれど、秋の渡りで野鳥たちが帰ってくるまで、medaichiはネタづまりで、本サイトやブログの更新に四苦八苦せんといかんわけで・・・。双眼鏡やらデジスコネタでお茶を濁すのが常套の手口ではありますWが~。暇かと言うとそうでもありません。先日、トウネンとハマシギの標識鳥の記事かきましたが、そこら辺の話でいうと東アジア・オーストラリア地域のカラーフラッグのコンビネーション( 標識の国別・地域別の組み合わせ )の更新変更のチェックとかもしています。

シギチドリの標識の組み合わせについては、ネタ元のEAAFPのPDF「Shorebird Color Flagging Protocol on the East Asian-Australasian Flyway」の更新をチェックしたついでに、国内のネタ元の山階鳥類研究所の「調査地域別のフラッグの組み合わせ」を久しぶりに見に行くと、なんと「日本 千葉県・東京都 東京湾」のフラッグの形が変更されたため、調査地域別のフラッグの組み合わせ図を差し替えました(2019年5月27日)」となっているではありませんか。

大雑把に言うと千葉県・東京都の東京湾エリアと、千葉県・茨木県の利根川下流エリアの二つに変更されてました。上のイラストの様に本サイトの図版も新旧併記で変更入れておきました。「2019年5月って、4年前やん・・・」と青恥もええとこですみません。ついでながら、兵庫県立コウノトリの郷公園で出しておられる「コウノトリの足環カタログ」も2023年4月7日に更新されてました。これは滑り込みでセーフつうことで勘弁願います。