カテゴリー別アーカイブ: 野鳥

ヨシガモ♂とか・・・

今朝は季節風が強く吹き付けていた。しゃもじ君達も葦際にへばりついて動きが無い・・・。しようがないので水面をチェックしていくと綺麗な緑頭のヨシガモ♂が、北観察所前にいた。

取りあえずは証拠写真だ。1月16日のカモ調査の日に記録されていたのはこの子だろう。下尾筒脇の大きな淡黄色の班は、遠くても目立つので探しやすいですね。長く鎌様に下垂した三列風切も独特のシルエットに見えます。

北観察所に出撃したが予想通り真逆光でどうしようもない。額から頭頂への赤紫、側頭の光沢のある緑色はとても綺麗で「ナポレオン帽」と表現される独特の形状をしている。ふんわりと下垂した長い三列風切などとてもスタイリッシュなカモですね。北池を海水化してから、トモエガモ等一部のカモ達は来なくなりましたが、久しぶりに観察出来て良かったです。

北観察所からの帰り道にいたルリビタキ♀。♂は撮り逃がしましたW。

前稿で紹介したジョウビタキ♂の撮りなおし。

されどジョウビタキ・・・

今朝はしゃもじが5羽いたが動きが無かったので緑道へ・・・。ヒマラヤ桜んとこにジョウビタキの♂がいました。「前からいるのわかってたし~」「ふ~ん・・・」で普通終わるんですが、この子成鳥冬羽でした。これでも「ふ~ん・・・」で終わりそうですがW、フィールドで撮ってる方はお分かりだと思うんですが、成鳥♂って意外に少ないというか、警戒心強いからか以外に撮れないんですよね。medaichiがヘボいからというのもありますが・・・

「綺麗なジョウビタキの♂がいました~!」って、お写真拝見しても、上の子のような小翼羽から風切羽が茶色の第一回冬羽という場合が多いです。大体がジョウビタキ君、ちょっと扱いの可哀想な子で、♂の第一回冬羽の記述があったのは、山渓ハンディの「日本の野鳥」くらいだったような・・・

でもって、冒頭の個体の翼が写っている写真揚げます。ん~、漆黒の翼がなんとも凛々しいですねえ。キビタキの第一回夏羽♂なんか大抵の図鑑に記述あるのにねえ。まあ、キビ君人気者だから。medaichiはジョウビタキ君の味方だからね。

この写真は渡る直前の3月に撮影した第一回冬羽です。

1/24 今日のヘラサギは5羽・・・

今朝のしゃもじは5本でした。嘴の色で明らかに幼鳥とわかる子が2羽いたのですが、その子らの姿は見えません。程度の差こそあれ冠羽があって成鳥っぽく見える子ばかりですね。~で終わっちゃうと重箱の隅をほじくるデジスコ屋のmedaichiとしては不本意極まりないので、①と②の子に今日の重箱になってもらうことにW。

①の子がパタパタってしてくれました。パッと見た感じ初列風切の先端には暗色部が無いように見えますが、はたしてそうでしょうか。

①の子です。3暦年の春には程度の差こそあれ冠羽を生じますから、雰囲気、成鳥っぽく見えます。冠羽は通常短めですが、成鳥の様に長かったり僅かに黄色味を帯びる場合があるそうです。そして初列風切の暗色部が極めて小さい個体や、稀にない個体もいるので紛らわしいわけで・・・。①の子はパタパタの写真だけでは、この暗色の羽軸を見逃すところでした。

②の子です。1/21の拙稿に揚げた飛翔写真の①の子かも・・・。立派な冠羽ですが初列の先端の暗色班と暗色の羽軸が認められます。4暦年春の個体でも、このような小さな暗色班と暗色の羽軸が認められる個体も僅かながらいるらしいので3暦年春の個体との識別は難しいのですが、冠羽ではなくて胸が黄色味を帯びるかということがポイントかもしれません。

基本、ヘラサギの成幼についてみるべきところは嘴の色と形状、翼の暗色部、虹彩の色、足の色、冠羽と胸の黄色部くらいかな。識別ポイントがたくさんあるのは面倒ですが面白いし勉強になります。

ウミアイサの続き・・・

今朝は曇り空だっったので北観察所にウミアイサの撮影に・・・。♂ですが、まあなんとか写真になりました。

記録にあがっていたのですがウミアイサ♂2羽いました。一緒に撮るのが面倒・・・

ウミアイサ成鳥♀。年明けから春にかけて、個体によって差はあるものの眼の周りの暗色部が目立つようになります。

ついでにミコアイサの♀も撮りなおし・・・。パタパタもしてくれましたので、小中雨覆が白いのと内側大雨覆が白く三列とつながっているのが撮影できました。

オオハシシギを観察・・・

1/19(水)は干潟の現況調査だったが運よくオオハシシギが1羽観察されたので揚げておきます。

例によっておまけですが「越冬のアカアシシギにくっついて採餌していました・・・」で、終わらせるとつまらないので何を食べてるんだろうと頑張りました。予想通りゴカイでしたW。

 

1/19 今日のヘラサギ7羽・・・②

さて、medaichiは今季のヘラサギ7羽の内で、翼の先端に暗色班のある子が1羽いると申し上げたが、今朝飛んでいる群れを撮影すると明らかに初列風切先端に暗色班のある子が2羽いた。

群れの7羽全体が写りこんでいる写真を精査していくと、写真で確認できる暗色班を持つ個体は3羽いました。ただ、昨年の12/25の拙稿に書かせていただいたように、白く見える初列風切に暗色の羽軸がある個体を1羽観察していて、おそらく3暦年秋と思われます。この暗色の羽軸は近ければ確認できると思うのですが、通常の野外の観察では見えないことが多いと思います。

3暦年のヘラサギは成鳥に酷似していて、程度の差はありますが冠羽もあるようです。一見して白い翼に見えても、僅かな暗色班や暗色の羽軸或いは灰色味のある足などの若鳥の特徴が残存している場合があるようで、この傾向は4暦年春も同様のようです。