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クロツラヘラサギ2個目・・・

今朝( 11/26 08:36 ) 南池にクロツラヘラサギの今季2個体目が来ました。medaichiが野鳥園到着時は、南池の北西岸でチュウダイサギに混じって採餌していました。「遠いわ~、180m位あるし~」等と文句垂れながらの記念撮影。写真がぬるいのは勘弁してください。

ということで、ブログのお客様にはオマケ記事を・・・。こないだ10/10に来た成鳥と比べてみましょう。嘴は黒くはなっていますが目先の黄班もないし上嘴の表面も成鳥に比べて平滑に見えます。

翼をパ~ってやってくれるか、飛び立ちを待ったのですが撮り損ねましたW。羽繕いを撮ったのに初列風切が写っていました。明瞭な暗色班が認められます。遠いので虹彩の色とかハッキリしませんが暗色にみえましたから、最初、上嘴なかほどに僅かに皺模様が見えたので2Y/winterかなとおもいましたが、1Y/winterの可能性があるかもしれません。

不明の大型ツグミ類って・・・

10月の中旬から大型ツグミ類の声がするようになったんですが、不精なmedaichiは面倒なので「不明の大型ツグミ類・・・」としか記録してませんでしたW。おそらく、いや間違いなく腹に据えかねたNPOの偉いさんが、植栽部にある水場にトレイルカメラ( trail camera )を仕掛けてくれました。

まあ、大体「この手の企画ってのは初手からうまく行くはずがない・・・」ってのが世間の相場とスレたmedaichiなんかは決めつけがちなんだがどうだろう。

 

よく考えたら、拙ブログで動画を挿入したのは初めてというか、medaichiは普段静止画ばかりで動画を扱いなれてない時代遅れなもんで、流行りのお洒落な動画をチャッチャと作るなどという芸当はできませんが、ブログアプリの”Word press”はとてもよくできていて、とりあえずサイズダウンしてファイル形式整えれば、感覚的にはめ込むだけで動いてくれました。

取りあえずセンサが動物の動きを検知すると20秒録画設定したとか・・・。まあ、ぶっちゃけ水場だもんね・・・。ヒヨ君の水浴びを延々と見る羽目にWW。あとは静止画をキャプチャして紹介します。

夜間はカメラが赤外線撮影でモノクロになるが、LED発光させるよりこの方が良いだろう・・・。これまた予想通りではあるが、あたりを縄張りにしている黒猫のニャンコ先生ばかり写りこみます。おやっ?  暫くみかけなかったシマ猫のマイケル君も元気してたみたいですね。

おおっ!  シロハラが・・・。不明の大型ツグミ類の第一号はシロハラと判明しました!!

こういうのって結構ワクワクしますね。 んっ?  何だこれ・・・。大物がでましたね。トラツグミも来ていました。早朝から撮影していても、あの地味な「ヒィ~ン」という声はあれでもさえずりらしいので秋は鳴かんのでしょう。わからんかった。

おやっ? わかりづらい子が・・・。クロツグミの♂でした。録画は4Kなんですが、レンズもコンデジどころかインスタントカメラ程度やし、クロツ♀とかマミチャ♀とか識別できるか自信ないです。それとメジロやシジュウカラなどもいるのですが、センサの感度の加減か今回撮影出来てません。あんまり感度上げると植物の揺らぎとかでも反応するやろうし・・・

ともあれ、今回の「トレイルカメラで不明の大型ツグミ類を探る・・・」という企画としては大成功!!! ってことでした。

ムギマキとか・・・コネタも

展望塔でお客さんと例によってお馬鹿な話をしていると、「ムギマキの若君いたよ・・・」とか。「成鳥♂やないのか~、まあいいや、サクッと撮ってこようか・・・」とさえずりの丘の野葡萄へ。カメラのお客さんが二人、「出てるよ~」と教えてくれた。カメラをセットすると、さすがムギ君と相性の悪いmedaichiの本領発揮で、それ以降出てこないWW

「またかよ~、K村さんに写真もらおう~っと・・・」とめげないmedaichi。K村さんにお願いすると、野葡萄を前にからめた綺麗な写真を撮っておられる。(上の御写真) 「あっ、尾羽の基部写ってる写真もほしいですう。♂♀わかんないから・・・」と厚かましいお願いをしてみた。

ということで尾羽基部の確認のためにいただいたお写真

ハイ、ここまでは本サイトに揚げましたが、こっからブログのお客様用のおまけです。若い子の写真では、喉下の色がどうこうとか、目の後ろの白斑だのああだこうだ言われる場合もありますが、medaichiはただ1か所、尾羽の基部しか見ません。左の子は以前medaichiが撮影しておいた♂の1Y第1回冬羽です。姿勢がいまいちですが、尾羽の基部に白色部が見えますね。右のK村さんにいただいたお写真の子には、尾羽基部に白色部は見えませんから♀ですね。

ん~、上の写真はイマイチ姿勢が悪くてよく見えないので、ムギマキ♂1stwの写真を探してみた。うん、この方が尾羽基部の白色部がわかりやすいですね。って、この子はわりと♂の特徴がでているわかりやすい子かもしれません。

アリスイ来ました・・・

展望塔前のナンキンハゼにアリスイ君が来てくれました。枝葉が被ったややこしい所に座り込んでいたのでフォーカスが引っ張られます。やむなくマニュアルでピントを送ってなんとか撮影。ん~、アリスイの正面顔ってドーナツというかバームクーヘンというか、同心円様に羽が並んで変な顔だなあ・・・。まあ、そのうち撮りなおしのチャンスもあるでしょう。

まあ、季節ネタやしジョウビタキも揚げておきましょうか。さすがに成鳥♂ですね。接近させてくれません。野鳥なんだから当然と言えば当然なんですが、そのうち撮りなおしのチャンスもやってくるでしょうW

キセキレイのこと・・・

普通見慣れたセキレイは、大雑把に川の河口部或いは都市部にハクセキレイ、中流域にセグロセキレイ、上流の山地・渓流域にキセキレイって棲み分けているわけで、野鳥園のような河口部・埋立の市街地にはハクセキレイしかいない。とは言うものの、春秋の渡りの季節ならセグロセキレイを含めて通過しているので、野鳥園で観察できないわけではないです。

別にmedaichiが不精をかましてるってわけではないですが、本サイトにも揚げたことありません。理由は、今朝もそうですが薄暗い緑道でシャッタスピードも上がらんのに、やたら尾を振るセキレイは苦手です。ノイズを嫌ってiso感度は400、せいぜい上げても800で撮影しますから、例によって上のような大量のボツ写真を・・・。

嘴が基部まで暗色、足も肉色だけどかなり暗い色合いなので成鳥だろうと・・・。喉下はほとんど白いから♀成鳥でいいのかな。♀の冬羽と第一回冬羽は見分けにくいそうなんですがどうだろう?  ん~、判らんってことは無いんでしょうけどね。「キセキレイか~」なあんて言わず、よく観察せんといかんですね・・・反省。

クロツラヘラサギ・・・おまけの続き

クロツラヘラサギの年齢っつうと、基本的には風切等の暗色部、虹彩、嘴の色や皺模様とか外観から推定可能なんだが、風切、翼の暗色部の話はヘラサギの稿でもやったから、今回は嘴にもうちょっと注目してみよう。

クロツラヘラサギの嘴は左の写真の様に黒くて上面に基部から先端近くまで皺模様があります。ヘラサギの嘴は先端に幅広の黄色班があってめだつのですが、クロツラヘラサギも先端に僅かに黄色班が出る個体もいます。まあ、目先の裸出部の形状が違うから間違わんと思います。

 

ああっと嘴の話でした・・・。上の写真の左の子は2014年の今頃、10/5の撮影で1齢の幼鳥ですね。嘴の色はもっとピンクというか肉色掛かってるかと思ったんですが、この子は黄褐色味がかって見えますね。右の子は嘴は黒くなっていますが、上面には皺模様が無く平滑です。風切の暗色部が見えなくても、黒くても平滑な嘴が見えれば2齢の亜成鳥であることがわかります。

写真が暗いのでわかりづらいですが、medaichiが読み散らかした資料には、2齢位から虹彩の色も赤みがかるそうですから、注意しないといけませんね。それから、嘴上面の皴模様ですが2齢の春にかけて1月ごろから嘴基部から皺模様がうっすら出始めるらしいので、皺模様でああだこうだ言う時は地雷を踏みそうですね。