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今いるミコアイサはこの子達です

え~、皆様明けましておめでとうございます。元旦が休館でしたから今朝(1/2)はmedaichiも初出となります。9時前に到着すると、カメラのお客さんがなんと10人以上も・・・。わはは、皆さんお好きですね~というか熱心ですね~。

でもって展望塔に出ると、ミッツ黒猫さんがミコ♂がいると教えてくれたので早速撮影・・・、西池の奥だし300m以上あるけど、冬の順光なもんでなんとか届くか。ホオジロガモ、キンクロハジロ、スズガモとかの潜水採餌ガモと一緒にいるのをパシャリ。

近くをホオジロガモ♀が横切ったんだが、「んっ? 嘴が黒い・・・1stwか?」

「最近、カモなんてマジ観ないし~、わからんWWW」そんな不真面目なmedaichiの強い味方の図鑑をご紹介しておこう。誠文堂新光社から出ている「日本のカモ識別図鑑」だ。この手の図鑑を多数書いておられる氏原先生の本。日本に生息あるいは観察例のある48種を網羅し、雌雄成幼の識別に関する情報が満載。まあ、現時点で一般的に入手できるカモ類の資料としてはまず最強じゃないかと。

ん~、「カモしか載っていない図鑑に、税込3.850円・・・」かあ。これを惜しくないと思える貴方は、かなりお病気が進行しておられますね。もっとも、正月の二日早朝から、野鳥園の展望塔でバシバシやってるカメラのお父さんなんざ、自動車買えるくらいつっこんでおられる方も・・・。くらべりゃ、お病気も微熱くらいカモねWW

トビを見てみる・・・

ボケ~っと外を見ていたらW 、トビの幼鳥が落ちてきたので記念撮影・・・。ん~、トビの幼鳥っつうと、頭から下面は赤みが無くて淡色の軸班から先端に幅広のバフ班があるかと・・・。まあ、そんなにしっかり見てるわけでもなく写真も持っていないので甚だ心もとないが、第一回目の冬の今頃だと頭部だけが成羽のような赤褐色の羽に換羽している子がいる。

この子は、ほぼ同じ頃、2015年の12月22日に撮った子だが、体下面は赤褐色味を帯び、ずいぶんと違って見えます。撮影した時は、お気楽に「成鳥~」と思っていましたが、この記事を書くのに写真を探し出して改めて観ると、下大雨覆先端の淡色部とか、次列風切の色とか怪しい。トビに2年目の冬羽ってあるか知りませんし適当なこと言えませんから、このお題はこれまで~WW

今いるハイタカはこの子です・・・

今朝は定休日ですが、medaichiはsiteのメンテに・・・。展望塔前のナンキンハゼにハイタカ君がマッタリしてたのでパシャリ。こういう時は、はやる気持ちをしっかり抑え、カメラは窓から3m以上離して静かに据え付けて・・・。コソ~っと、ほとんど匍匐前進状態で、この子から姿が見えないように、姿勢を低くし手指だけ上げて窓を静かに開きます。んん~、あまり人には見られたくない行動ではありますWW

食後の休憩みたいですねえ~。この子、南池の作業道でハンティングしてるようで、あまり展望塔近辺で見掛けなかったのですが、休憩とかでは、このナンキンハゼつかうのかなあ~。展望塔のカメラのお客さんには、「幼鳥は野鳥園にきて間もない頃、警戒して来ないけど、数週間して誰も展望塔から出てこないってわかったら、安心してとまるようになるようです・・・」なんてヘラヘラ喋っていますが、はたして今季もそううまくいくでしょうか?

でもって、明るさとコントラスト、フォーカスを誤魔化して・・・、いや、修正して、ナンキンハゼの紅葉と白い実が入るように少し引いてトリミング・・・てか、そんな話ではありません。なんで、食後の休憩中かっていうと、喉下の素嚢(そのう)のあたりが膨らんで観えるのと、右足の第2趾に血痕が見えるからですね。

ああそれから、鳥ブログとか、鳥のお話しでもたまに、「砂嚢(いわゆる砂ズリ)」と素嚢(嗉嚢とも表記する場合も)を混同しておられる方もおられますね。鳥類の消化器系は食道,嗉囊(そのう),前胃,砂囊,小腸および大腸から総排出口と続きますから、喉下、食道下部の摂食したものが一時貯留される場所は「素嚢(そのう)」ですね。鳥ネタに潜む地雷のひとつではあります。

ハイタカ君でもう一つコネタを・・・。上の写真を比べてみましょう。いずれもjpegの撮って出し、リサイズのみで、なんのレタッチもしていません。フォーカスもオートで合焦と同時にシャッタを切ってます。写真を見慣れた方なら左の写真がモヤついているのがお分かりになるかと・・・。

でもって、等倍で貼り付けてみると差が明らかですね。実は左の写真は窓ガラス越しです。野鳥園展望塔の窓ガラスは上等の良いガラスが使われていて、窓ガラス越しでも双眼鏡など眼視なら、まず違いがわからんでしょうが、デジタルカメラの望遠撮影では僅かな違いが明らかになってしまいます。要は、飛ばれたら終わりですから、とりあえずはガラス越しにでも1枚証拠写真をってわけですね。それから、おもむろに窓ガラスに忍び寄るってことになります。

あはは、今朝はハイタカ君でここまで引っ張りましたが、写真一枚で尺がとれるのは鳥ネタのよいところではあります。

ベニマシコとか・・・

これまた、お客様のK村さんにお写真をいただいたのだが、野鳥園では珍しい子のベニマシコ・・・。カメラのお客さんに媚びて、medaichiが展望塔前に仕掛けた止まり木にやってきてくれたんだが、もとが「お客さんの退屈しのぎに、なんかとまってくれればいいや~」程度のもんなんで上出来っつうか出来過ぎでしょうW

例によって不勉強なmedaichiは、ベニマシコもよくわからんのですが、この子、♀の第一回冬羽でええんでしょうか?  光の色温度のせいかもしれませんが、なんか褐色味強いですね。腰とか嘴の基部に赤色がでてたら♂の第一回冬羽とわかるんですが、♀ってこんな色味だっけ? もっとこうバフ色っぽいとか・・・

ズグロカモメとか・・・

先日観察されたズグロカモメ・・・。お客様のK村さんにお写真を頂いたので、記事にしてみることに・・・。medaichiは普段カモメのこと書かんのは、カモメは地雷原だっつうこともありますが、通過ばっかりで園内に入らないので写真をもっていませんW じゃぁ、なんでズグロカモメなんかというと、この子達はカニが好物なもんで、よく干潟に降りてくるんで避けて通れんからです。

普通みられるユリカモメより小さいです。(ユリカモメL.約41cm、ズグロカモメL.約32cm)  黒くて太短い嘴ですぐわかります。慣れれば翼下面の暗色部の差や上面のV字班、次列風切の先端の白色帯とかで識別できます。飛んでいる姿だけ双眼鏡でチラ見して、「おっ、ズグロやね・・・」とやれればちょっと上級者の雰囲気が・・・W  無論、すべると赤恥青恥満載になりますが、そう、medaichiくらいのレベルになると気にならなくなりますWW

とはいうものの、飛翔時はおいといて静止時にすべるとかなり痛手になりますから、この際復習しておきましょう。とりあえず成鳥冬羽を揚げておきます。まあ、くちばしと、目の周りの白色部、風切先端の白色班・・・、これくらい押さえておけば大丈夫でしょう。

あと成鳥夏羽揚げて終わると、medaichiのブログのお客様ならブーイングかまされかねんので、第一回夏羽、来年の春から初夏にかけて見られる子達も揚げておきましょう。静止時のポイントとしては頭部の黒色の個体差がかなりあること、一見して成鳥のようでも、初列風切の白班は確認しましょう。

第一回夏羽になると翼上面のV字帯や三列風切の暗色部もみえなくなっていますね。雨覆、風切、尾羽も体色がすすみます。ユリカモメは暗色部がもう少し残る傾向にあるようです。ズグロカモメのような小型カモメは、一般的にはこのあとの第二回冬羽への換羽で、風切を含めた完全換羽の後、ほぼ成鳥羽となります。

まあ、medaichiが成鳥夏羽と思って撮影しましたが、初列風切の白班が僅かに小さいような・・・ 「個体差だいっ!」と開き直るって手もありますが、この場合は謙虚に「第二回夏羽の可能性も考えられるかも知れません。」としておくのが無難かもW

でもって、medaichi程度の鳥屋がカモメをグダグタ言うのは自殺行為なので、カモメのお題は終了とさせていただきます~W

アサギマダラ・キクイタダキ再び・・・

先日、アサギマダラを揚げたら、お客様のN村さんから、マーキングされたアサギマダラの画像をいただいた。無論、野鳥園内での撮影だとのこと・・・。ふむ、マーキングは翅をたたんで横向きにして書くから、背側から見ると反転するのな・・・。なんか、上から標識者のイニシャル・日付(10/6)・標識地コードと思われるのが書き込まれていますね。

そう・・・、medaichiはキクイタダキを、こういう姿勢で冠羽の後部に赤い羽根のある♂を撮影したいんだが、なかなか、うまくいかんもんです。4K動画を延々と回し続けるしかないかも・・・