カテゴリー別アーカイブ: 野鳥

今季のクロツグミは・・・

野鳥園でクロツグミというと、まあ地べたで落ち葉を引っ搔き回しているような冴えない写真ばかり揚げていたのだけれど、今朝は囀っている個体が多かったので趣向を変えて囀りの個体を探してみることに・・・

カメラはしばらく置いといて、まずは双眼鏡で囀っている子を探していきます。野鳥園の場合、樹高の高い梢をソングポスト(お気に入りの囀り場所)にしている場合が多いので、鳴き声をたよりに探します。クロツグミにこちらの姿を見られると警戒してスッと下に降りちゃいますが、しばらく待っていると上がってきますのでチャンスですね。

ソングポストが何か所かだいたい掴めたら、こちらの姿を見られないように近くの樹の背後や枝葉の隙間から狙うことになりますが、高い梢の鳥を欲張って近づきすぎるとこんな下から見上げの間の抜けた写真になりますねW。マメに撮影できるアングルを探すのが肝になります。

メダイチドリで蛇足的余談・・・

春のシギやチドリ達の渡りが始まって、メダイチドリが順調に個体数を伸ばしてきている。先日の4/13(土)にも30羽を超え、野鳥園干潟の優占種に・・・W。「管理人のハンドルがmedaichiだから特別に彼らを優遇しているんだろう・・・」等と御無体なご想像をされかねませんが、ここ数年の傾向として観察される個体数が増えてきています。

展望塔のお客様に「♂♀ってあるんですか~?」と聞かれ、「え゛? 何言ってるんだ? 生き物なんだから♂♀あるに決まってるじゃないか・・・?」と不覚にも一瞬言葉を失ってしまったのだが、すぐに「あぁ~、♂♀の羽衣の違いかぁ、♂♀区別がつくかってことね・・・」と立ち直りました。お詫びにメダイチドリ♂♀の比較画像を揚げます。

キビタキで3枚・・・

今朝はキビタキがドサッと数入ってました。去年の記録をみると数が入ったのは4/16だから、まあこんなもんでしょう。展望塔を出て桜道へ・・・。早速、撮らせてくれたのはいいんだけれど背景がゴチャゴチャしてて、面白くないので羽衣の解説用写真に使うことに・・・

同じ個体で少しすっきりしたところに・・・。散り際のサクラもボケてくれていいんだけれど、斜逆光で顔が影っちゃいました。準ボツ写真Wやけどどこかで使うかもしれんのでキープとします。

同じ個体がややこしい所に・・・。手前の花にフォーカスが引っ張られるのをマニュアルで送って撮影・・・。野鳥写真としてはボツやけどサイトの雰囲気づくりにいいかも・・・。medaichi個人的にはこんな双眼鏡の視野を切り取ったような写真は臨場感というか嫌いじゃないので、本サイトの方で使うことにします。

クイナとメダイチドリとか・・・

今朝みたいな雨模様の時、緑道の奥にいると降られちゃうと困るので、早々に展望塔まで引き返すことに。汽水池の泥にクイナっぽい足跡が・・・。3月の中旬位に鳴き声を聞いていて、2羽姿が観察されたのが4/4だったと・・・。

「今朝は出るかな~」とかお喋りしていると出たW。この子は警戒心の強い子なもんで、朝夕とか薄暗い曇りの日がチャンスなんだけど、汽水池ではこんな風に葦を一線はさんだ状況が多くて開けたところに出てくれません。まあ普通はこのようなボツ写真の大量生産にW。

こういう時、medaichiはあらかじめ行動線の途中に開けた部分を探しておいて「ここに来たら撮影・・・」って決めるようにしています。ん~、ダッシュされちゃいましたねえW。ボディ止まらんかったけど顔が止まっているからまあいいや。

そうこうしていると、このところ順調に個体数を増やしているメダイチドリの群れが・・・。西池干潟に14羽降りました。この手の子達は降りたのち汀線上にバラけてしまって写真が間延びしますから、舞い降りた直後がチャンス!!  連射しておきます。

降りた後は基本動いて採餌している子を追いかけます。medaichiはオオソリハシシギとかメダイチドリを見ると、反射的にゴカイを採る所を撮影する性癖があります。

群れがいるときは望遠鏡を持ち出して端から順番に一羽ずつ観察していくと、同じメダイチドリでも色々な羽衣があって面白いですね。雌雄の差がある種で成幼も含めて図鑑に書いてあることが実際のフィールドでどんなふうに見えるかとか、どこまで見分けることができるんだろうかとチャレンジしていくことは大変興味深く、Birdwatchingの楽しみ方の幅を広げてくれると思います。

夏鳥の渡りが・・・

桜も満開ですねえ。夏鳥達の渡りが始まっていますね。今朝もクロツグミやコマドリが来ていました。medaichiは立場上W、種数を調べんといかんので桜並木でオオルリ君を待つ~ってのができませんから、早朝から園内をうろついています。ともあれボツ写真の大量生産は毎度のことですが、ブログの雰囲気ってのも大切ですから、証拠写真としてボツ写真のオオルリ君に来ていただきました。雰囲気作りとはいえストックから出してっつうのはいただけませんから頑張ります。

ホウロクシギとゴカイのこと・・・

先月末からいるホウロクシギ君は、概ね午前中の潮位の高い時は休憩していて、午後、潮が引いて干潟が現出してくると北観察所前の牡蠣礁あたりから、展望塔前の干潟にかけて採餌して回る。牡蠣礁あたりでは盛んにカニを捕らえている・・・。

ホウロクシギっつうとカニというのは定番なんだが・・・、展望塔前の干潟にくるとなんか雰囲気が違うので撮影してみた。午後からは揺らぎが出るんで写真がぬるくなるから、medaichiは普段撮影せんのやけど・・・、ん~、ゴカイ食べてますねW。

まあ、図鑑などでは「干潟で甲殻類・ゴカイなどを捕食・・・」と解説されていますから、普通っちゃ普通なんだけどお、改めて観察すると新鮮ではありますW。よく考えてみればホウロクシギが干潟にいるのって渡りと非繁殖期だけですもんね。繁殖地は内陸の湿原に隣接する草地みたいなところやから、孵化した雛たちは昆虫食べます。チュウシャクシギなんかも河原でみたときはバッタたべてたような・・・。