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デジスコ用スコープをTSN-774に戻してみるとか・・・

この春からデジスコの撮影用スコープをKOWAのTSN-884で撮っていたが、焦点深度の浅いこと、前に広いことやで手こずっていたわけで・・・。ボケの入り方とか絵作り的には面白いんだが、要は面倒なんです。medaichiは作品作りなどという高尚な意図はかけらもないので、本サイトやブログのコンテンツ様に使える写真の撮れる割合が多い方が楽ということですね。

感覚的にはドンピシャの写真が100枚撮って1.2枚撮れるより、そこそこの写真が数枚取れてくれる方が仕事がはかどりますW。オートフォーカスでバシバシ撮って使えそうなのを拾うほうが、マニュアルでピント送ってとかやるより楽ですしね。「技術的退行・・・」という影の声は無視して、緑道みたいに撮影距離の近い時はTSN-774に戻そうかと思わんでも・・・。

で、久しぶりにTSN-774に換装して出撃してみたら、ジョビ子がいたので1枚パシャリ。「ん~、何にも考えんでカメラまかせでこれくらいのグレードかあ・・・」ってのが正直な感想です。TSN-884はズームアイピース付けて観察メインに、緑道などの撮影用はTSN-774ってのが良いのかも・・・。まあ、選択肢が増えるってのは悪いことではありませんから、暫くこれで行ってみます。

いまさら三脚・・・、されど三脚

 

野鳥関係のお客様から、スコープの相談と併せて三脚についてお問い合わせをを頂いたので、当ブログの誌面を使ってお答えしておこう。不精なmedaichiは、観察時でもカメラをはずすだけでこのまま使っているから問題ないだろう。medaichi的には三脚選びの基本というか第一のポイントは全伸高さだと思っている。この場合全伸高とは、三脚を全段伸ばしてフルに開脚した高さのことだ。注意すべきは、エレベータまたはセンタポールという伸長部分を使用しない高さということだ。

上の図はmedaichiのシステムの実測だ。medaichiの身長は176cmだから、だいたいアイレベル つまり直立した姿勢の眼の高さは、身長から10㎝強差し引いた高さになるので164cmである。雲台の高さに加えて機器を載せた状態で、この高さ(カメラのファインダあるいはスコープの接眼レンズの高さ)が必要になるということだ。あまりに低すぎると撮影あるいは観察のたびにしゃがみこまなくてはならない羽目になる。medaichiの場合は全伸高148cm以上の三脚が必要ということになるのだ。

実際のセッティングでは、地面にいる鳥も撮影するから俯角になる場合も当然あるわけで、水平時のアイレベルより数cm下げたポジションになるのだけれど、高い梢の先端にいる鳥などの場合、短時間ならいいがある程度粘らないといけないときは仰角が撮れた方が楽だ。とはいうものの、全伸高150cm以上の三脚となるとかなり大型になるから、そのあたりハンドリングとの兼ね合いということか・・・。

新スコープの合焦範囲を確認してみる・・・

今季からデジスコ用のスコープをKOWA TSN-774からTSN884に替えてみた。まだ、納得いく撮影ができていない。モヤモヤというか難物というか、手ごわいのである。焦点深度が浅いであろうことは予想していたのだが、カメラとの相性とかわからんし、手探り状態。でもって、「オートフォーカスで合焦する範囲もわからんでどうこうしてもな~」みたいなことになって、例によって検証用の仕掛けをでっちあげてみた。

なんてことはない、糊パネにチェッカを貼り付けてオートで合焦させ、その横に定規をとりつけただけW

早速試してみた。OH!! 10cmのところを0基点として、手前には数cm使えそうだが、奥には2cmですでに怪しい。小鳥の撮影距離だと大きめの卵一個位しかないうえに、前に寄っている。つまりピントの美味しい部分が前にあるのだ。野鳥の眼にオートでピントを合わせると、姿勢がこちら向きの場合なら尾羽はボケるのだ。

前ピン気味もええとこなのがわかったので、オートで合焦させてからマニュアルでフォーカスを僅かに奥に送ってみた。ん~、まあ、斜め姿勢ならなんとかなりそうだが、かなり面倒だし、ムシクイとか止まってくれない鳥には無理っぽい。「絵作りを楽しむ・・・」等という高尚な趣味はないので、成功率優先で、小鳥のデジスコ用としては従来のTSN-774で行こうか。

干潟の遠い鳥とかならOKだし、明るいからアドバンテージあるし、観察用としてなら視界も広くて快適なので文句はないわけで・・・。まあ、気分次第で・・・ってことになりそうです。

双眼鏡視野の撮影方法

双眼鏡&カメラの架台のご紹介

野鳥たちが繁殖地で子育てで忙しくしておられるのをよいことに、「鳥がいないもんしょうがないもんね~」とのんびりかましているmedaichi・・・。 暇なのでズボラかましてたWW メールのチェックをすると、鳥やさん以外の方なんだが、幾人かの方から双眼鏡イメージの撮影方法についてのお問い合わせをいただいていたので、双眼鏡とカメラの装架の仕方をご覧いただこう。

ほとんどの方が手持ち撮影で、うまくイメージを撮影できないってことで、センターにこないとか、左右が減光するとかでした。当ブログのコメントのお返事で「初号機」をご紹介したこともあるんだが、個々にお返事書くのも面倒だし~、ブログの更新もしていないし~WW  記事として揚げとくことにしました。本サイトの方も追加しないといかんでしょうね。

medaichiはデジスコ屋さんなもんで、双眼鏡視野の撮影には冒頭の写真にある、ビデスコ用の機材で、KOWAさんから発売していたTSN-DAT3という架台を工夫して使っています。工夫というほどのものでもなく、「初号機」は、厚板にゴムを貼って双眼鏡を装架する台をつくり、ベルクロで固定していただけのものでした。それだけでもカメラ台が上下左右、双眼鏡架台が前後に可動するので重宝していましたが、今回ご紹介するのは、不具合を改良した「弐号機」となります。

撮影の手順 ①カメラを装架する

まず、ビデオ雲台の水平を丁寧にとってからカメラをセット、AFのフォーカスエリアをスポットに切替えて手近の目標 (この場合は、展望塔から見える赤灯台)にセットして固定します。

撮影の手順 ②双眼鏡を装架する

カメラの架台を下に降ろしてから、双眼鏡のフォーカスを合わせて、双眼鏡の架台にのせて、覗きながらざっと目標にあわせ、ベルクロで固定する。

 

 

 

 

 

 

撮影の手順 ③双眼鏡とカメラの光軸を合わせる

写真を見ただけでお分かりになるだろうが、大抵の双眼鏡は接眼レンズより対物レンズの方が大きいので、そのままセットして固定すると、筐体が仰角(上向きの角度)をとってしまう。

そう、このままでは視野が中央に来なかったり、きちんと見えなかったりするのだ。

ざっとイラストにするとこんな感じ・・・。カメラと双眼鏡の光軸が微妙に一致していないのがお分かりになるだろう。初号機の時は双眼鏡の接眼レンズ下に厚紙や、割り箸を削ったのやらを挟み込んで誤魔化していたが、まあ、面倒なことこの上なかった。

 

そこで、弐号機の改良点は、まず双眼鏡の架台を厚板2枚にし、全部を蝶番で固定た。架台後部の下の板に蝶ボルトを取り付け、蝶ボルトをねじ込むことにより、蝶番を支点にして上板を持ち上げ、仰角を解消するよう改善した。

蝶ボルトの取り付けは、板にざっと大体の大きさで穴を開けてねじ込むだけでもいいんだろうが、まあmedaichiはデジスコ屋のはしくれだから、アルミ板の小片を固定し、タップで5mmΦのネジ穴を加工して耐久性をもたせた。

 

よほどのクセ玉以外はこれでOK。小口径の逆ポロ機などで逆に俯角(下向きの角度)が発生する場合は、双眼鏡の架台そのものを前後逆にセットして対応可能と思う。

最後に蛇足ながら、なんでこんな架台を使うかというと、カメラのセットが容易になるのは無論のことなんだが、要は手持ちでシャッタを切ると当然発生する手振れを嫌っているからだ・・・ 最近、双眼鏡の視野をコリメート撮影してご紹介することに少々疑問があるのだが、ビジュアル重視の今日この頃、お馬鹿ブログといえどもテキストだけでは表現力不足このうえないので、イメージを付けざるを得ない。同じ撮影ならより正確にということで、架台に装架してセルフタイマーをするってことになるのだ。

8/11のアオアシシギ標識鳥・・・

8月11日(土)にアオアシシギの標識鳥が観察されていました。標識の確認のため、朝からさがすはめに・・・。おおっ、いましたね。右足跗蹠に、茶色っぽく見えますが、アルミ管でしょう。退色し汚れたフラッグが左跗蹠に2枚見えます。写真1枚では確認が難しいので何枚か撮ってみることにします。

ん~、どうやら土壌の鉄分が酸化したと思われますが、フラッグ表面に褐色の汚れがはりついています。なんとか下地の青色が確認できますので青/オレンジでいいと思われます。この標識は沖縄県の比屋根湿地です。


万事大雑把で適当なmedaichiですが、ここら辺の手を抜くとおこられるWので、まめに画像をチェック・・・。すると青フラッグの反対側に数字の「00」と刻された痕跡を発見。かなり前の標識と思われるが、この番号があれば標識年を追跡できるから、年齢が推定できますね。もっとも第一回冬羽につけたのか、成鳥につけたのかで違ってきますが・・・

まあ、今回のアオアシシギ君の標識の検証っていう作業は、medaichiがいまだにデジスコにこだわって使い続けている理由のひとつです。

アオアシシギが来ました。

今朝から、展望塔前の草刈りをやってもらうことに。作業の人とか車が入るんで、少々早めに野鳥園へ・・・。久しぶりなんで、あわててスコープやカメラのレンズ拭いてデジスコのセッティングを完了。へへへ、思惑通りに南池の休み場にアオアシシギ成鳥が2羽。7月24日から記録の上がってる子達ですが、去年は23日でした。キアシシギも入り始めましたがmedaichiはまだ観てません。ということで、シギやチドリの秋の渡りが始まりましたとご報告しておきます。

カメラの設定や機材のセッティングの確認を兼ねて、カワウ君達をパシャリ・・・。ん~と、まあ、そこそこちゃんと写ってるし・・・、今季もKOWAのTSN774とPanasonicのGX8に20mmでいくことにします。スコープのアイピースはシギチ狙いの今はTE-11WZつけてます。m4/3のGX8に25-60倍だから35mm換算で、え~っと、1.000mm~2.400mmになります。さすがにズーム端はぬるいんで、45倍まで、1.000~1.800mmってことになるでしょう。

それにしてもデジスコ屋さんって少なくなりましたねえW。野鳥園でもあまり見なくなりました。みなさん、デジイチとか高倍率ズームコンデジに・・・。野鳥撮影ってことに限るなら、飛びもの以外ならアドバンテージあるんだけどね。medaichiは、作っているコンテンツの性格上、デジスコ離せませんが。むむっ、OM-D EM-1Mark2とM.ZUIKO DIGITAL25mmF1.8か~、なんか良さげではありますって泥沼もええとこですねW