うおっ!! 艦尾後舵がX字型・・・そうりゅう型? 一般公開のために寄港なんかな? あはは、大関門に接近するまで誰も気づかんかったW。流石の海の忍者やね。medaichiは大阪港で潜水艦は初めてみました。ん~・・・無論、配備後の潜水艦なもんで艦名・艦番は消去されとるから、港湾局のHPへ・・・。たいげい型2番艦「はくげい」と判明。
平素の国防任務に多謝。野鳥園の展望塔から行き交う艦船を眺めているとこういう愉快なこともままあります。
10/13(日)の朝、囀りの丘奥にサメビタキがいました。medaichiが現着するとカメラのお客様がすでにおられて、「これってサメビタキですか?」とおっしゃる・・・。ん~? 頭が黒いし嘴も短いので無茶苦茶サメっぽいW。
でも、そんなんじゃダメですよね。大阪南港野鳥園のお客様ならご存じのように、medaichiはサメビタキについては「下尾筒!! 下尾筒!!! 」と普段からわめき倒しておりますから、下尾筒の暗色の軸班が確認できんと「サメビタキやね~」と安心できんわけですね。
本サイトのコラムで「サメビタキ族3種の識別・・・」等という御大層な記事揚げちゃったもんで、まあ、medaichiはサメビタキから逃げられんつうことですねW。でもって、この子は結構写真を撮らせてくれたということもあり、今までに撮りためたサメビタキ族の写真にプラスして、本サイトの方も少し加筆してみることにします。
本サイトのコラムではサメビタキの胸の縦班については「縦班の強めに出る個体がいる・・・」位でお茶を濁していたんだけれど、「それじゃエゾビと区別つかんやないか~!! 」と怒られそうなんで、もうちょっと書き込むことに・・・。
胸から脇の縦班についてエゾビタキとの区別は、サメビタキの場合はやや暗めの灰色の地にやや滲んだというかぼやけた不明瞭な暗色の縦班、エゾビタキは明るめの汚白色或いはバフ色かかった地にサメビタキに比べるとハッキリした暗色の縦班ってことで識別できそうです。
サメビタキは鳥類目録改定第7版に記載されているのは Muscicapa sibirica sibirica の1亜種だけやから中央アジア・インド・ヒマラヤあたりの亜種は気にせんでええっつうことなんやろうけど、それはそれで、縦班の差異は成幼に由来するのか個体差で片づけてええのんか浅学菲才なmedaichiにはまだよくわかりません。
重箱の隅はいったん横に置いといて、本サイトのコラムの写真ではきちんと説明できんかった雨覆の羽縁の色について、使えそうな写真が撮れたので書いときます。エゾビタキの雨覆と三列風切の羽縁はおおむね白く見えます。サメビタキの大雨覆と三列風切の羽縁はわずかにオレンジ色がかったバフ色に見えるので背中からの写真には識別に使えそうです。
春にはこの辺りは摩耗して認められなくなりますが、まあ、春はエゾビおらんし間違うことは無いでしょうね。
こっから先はまだ勉強してないんだけれど、秋口はよくこんな風な写真を見せられて「サメビですよねえ・・・」と良く聞かれます。普通コサメビタキの目先は白く抜けているのですが、気のせいかもしれんのですが第一回冬羽の子には顔が黒っぽく見える子がいるような・・・。幼羽ということなのだろうか? ご丁寧に嘴が短く写ってる写真とかW。
まあ、機会があればご紹介しているように、コサメビタキの初列風切は他の2種に比べてハッキリ短いので、下尾筒が写ってなくても背中から三列と風切が写っていれば何とか識別できますね。
今朝は「朝一から植栽の剪定を・・・」とかで道具揃えていたら、そうだ!! 偉いさんから「シギチ、カウントしといてな~」と言われとったの思い出した。でもって、展望塔から干潟を見てもまだ満潮でシギチの姿は見えません・・・って普通なるんやけど、シギチドリは岸の岩の上とかで潮の引くのを待っていることもあるので、干潟だけじゃなくて周辺も探します。
あ~、チュウシャクシギが7羽堤防の上にいましたね。んん~っ、遠い・・・W 200m以上あるし、なんつうか面白味も趣もない絵面ですね。
しょうがないので待っていたら、運よくタグがバージ曳いてきたので背景に・・・。うむ、なんか港の雰囲気出ましたね。別段、大阪港の雰囲気出す義務はないんやけど義理はあるんで・・・、なんでかというと野鳥園って大阪市港湾局の施設やからですね。
なんでまた堤防のチュウシャクシギやなんて、普段medaichiが撮りもせんもの撮って遊んでいたかと言いますと上の写真・・・、15年くらい前の季節はちょうど今頃( 2010/4/23でした)、場所も、今朝のチュウシャクシギ達がとまっていたあたり・・・。チュウシャクシギの小群のなかにいたシベリアオオハシシギ( 赤い子 )を思い出したからです。
ちょうど前線でも通過したのか暗くなり、あはは、なんか北ヨーロッパの港の写真みたいですね。この時分はまだデジスコ用の良いカメラも持ってなくて、四苦八苦したの思い出しました。ん~、やっぱこういうのは「柳の下のドジョウ・・・」ってもんですよね。
めでたくヘラサギの今季初記録で、上嘴の黄色班にホクロのある子がきてくれたのだが・・・。翌日の11/21には入れ替わっていて、これまた見慣れた上嘴の黄色班の幅が狭い♀成鳥がいます。
でもって、これは昨シーズン(22年秋~23年春)の写真だけど、この2羽、ホクロの子と、黄色幅の狭い子が並んで写っています。2羽ともに無事還ってきてくれたんですね。
面白くなってヘラサギの過去画像を検索していくと、21年秋~22年春にも黄色幅の狭い子が・・・・
調子に乗って20年秋~21年春のシーズンにも、黄色幅の狭い子を見つけました。
さすがに面倒臭くなってきましたが意地になって探していくと、残念ながら19年秋~20年春のシーズンにはこの子は観察されていませんが、2019年春から、なんと5シーズン前から観察されていますし2019年春の時点で♀成鳥の特徴が見て取れます。
そんなこんなで、medaichiは「上嘴の黄色班の狭い子」として漠然とこの子を個体識別していますが、「本当に4暦年以上、或いは成鳥の上嘴黄色班の形状は個体識別に使えるんやろか?」という疑問はまあ多少はつきまといますね。そんならこの子の各季毎の上嘴黄色班をまとめてみたらいいのだ・・・。めっちゃ面倒臭いことになりましたが、さて、いかがでしょうか。
ということでヘラサギで生えた妄想竹の2本目・・・