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Nikon Monarch7 8×30とか・・・⑤

続)とりあえずは覗いてみよう・・・周辺像が崩れるということ

普及機クラスの双眼鏡でなくても、medaichiが双眼鏡のお話をするとき色収差とともによく出てくるのがこういった周辺像の緩み、言い方を変えれば中心にピントを合わせても視野の周辺ではピントが合っていないということがあります。

今日は梅雨明けの晴れ間が広がり気持ちの良い朝だったので、今までお話のなかででてきていた周辺像の緩みについて頑張ってみます。でもって、視野の周辺にピントを合わせてカメラのフォーカスをマニュアルにして撮影してみました。少々手こずりましたが周辺部にピントを合わせると、今度は中央部の像が崩れているのが観て取れるとおもいます。そうですね、双眼鏡では視野の中央部と周辺部は同時にピントが合わないのです。

色々な収差を補正していき、結像点をつなぎ合わせると図のように湾曲した像面が形成されることがあり、大抵は浅いお椀のような像面になります。つまり中央のB’にピントを合わせると周辺のA’そしてC’ではいわゆる前ピン状態でピントが合わないのです。この像面の歪みを像面湾曲収差といい、周辺像の緩みはほぼこの収差によります。

昔の双眼鏡はこれを補正しきれず、概ね中心部はピントバッチリ、周辺部はユルユルは普通でした。今時の機種でもレンズ設計も進みましたが像面湾曲は残存しています。上級機種にはフィールドフラットナが採用されていますので、周辺部の像質が大幅に改善されています。

この像面湾曲は、広視界の双眼鏡の場合深刻な問題となりそうなのですが、人間の眼の視野は広いようですが、双眼鏡の広い視野の中心部と周辺部を同時にハッキリ見ることはできません。意識的に、視線を中心から周辺と移動させることになります。この時視線を周辺部に向けてもさほど像質が崩れたように見えないのは、個人差もありますが人間の眼がある程度の焦点を自動で合わせてくれるからです。若い方のほうが眼の焦点調節能力は高いですから、眼視では、medaichiらが揚げているようなコリメート撮影の写真ほど周辺像質の崩れを感じないのです。

とはいえ、色収差は解像感を損ないますし、周辺像の補正が高いレベルでなされている場合は他の諸収差も良好に補正されていると言えると思いますので、双眼鏡を見るときは着目せざるを得ないわけですね。

オオバンとかササゴイ・・・

5/25にオオムシクイがたくさん入っていましたが写真撮れてませんW。秋冬たくさん越冬していたオオバンたちですが、汽水池に残っている子達がいました。カイツブリも残っていますが繁殖は未確認です。ん~、遠い写真で甘いですがmedaichiはこの写真みたいな、双眼鏡の視野を切り抜いたみたいな写真好きですね。普段、写真図鑑の解説みたいな写真ばかり撮っている反動でしょうW。

このところ記録にササゴイが揚がっていますが園内に定着しているかは未確認です。以前、住之江区内の公園にササゴイの営巣地がありましたが、野鳥園の干潟周辺の樹木も営巣地にあった巣懸けしている樹に負けないくらいの高さありますし、medaichi的には繁殖の期待が高まります。新たな繁殖群とかできたらいいなあ~と。

ちなみにこの子も2羽で行動しているところがしばしば観察されています。

クロツグミとか・・・

 今朝は全然撮れていなかった大型ツグミ類を探して、早起きして野鳥園へ。階段下でツグミ類の声がしたので待つとクロツグミの♂が・・・。第一回冬羽の男の子だ。外側大雨覆にGC班のある幼羽が残っているし風切も褐色だ。GC ( greater coverts ) 班とは大雨覆先端にあるバフ色の斑で、ツグミ、ヒタキ等の幼羽の決め手になる場合があります。

クロツグミの幼羽から第一回冬羽への換羽は、大雨覆の内側数枚を換羽しますが、外側数枚の大雨覆は褐色の幼羽を残しています。でもってそれは翌年の夏まで残るため、第一回夏羽個体の識別は褐色の幼羽の有無を確認すればいいということになります。同様に尾羽も換羽しませんから、第一回夏羽個体では幼羽のままと思われます。

 この子は、別個体だが春のわたりで撮影した第一回夏羽。頭部、上面は灰黒色がかり、喉下に褐色班が見られる。風切羽、初列雨覆、小翼羽、外側大雨覆( GC班は摩耗してよく見えない )は褐色の幼羽のままだ。この写真では判りづらいが尾羽も同様に幼羽のままと思われます。

 この子は以前春に撮影した成鳥♂と思われる子。風切も黒く大雨覆にも褐色味のある幼羽は残存している様子はない。なにより頭部、腮から喉下が黒く褐色班がない。

残暑お見舞い申し上げます

立秋とは名ばかり、残暑とも言えないような暑さが続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。暦の上では、立秋の次は暑さが峠を超えて朝晩に秋の気配を感じる頃という意味の「処暑」となりますが、今年はなかなかみたいですね。コロナ禍も先の見えない状態が続きますが、拙ブログのお客様各位、お元気にお過ごしなされますようお祈り申し上げます。

 

こんなもんかと・・・

今朝は散歩のお父さんたちが一段落してから出撃・・・、「寝坊しただけだろう・・・」という影の声はは無視して新スコープのテスト。ん~、静かだW  気配は感じるものの出てきてくれない。こういう時は徒に歩き回るより腰を据えて待った方が良いのだ。で、撮らせてくれたのはキビタキのお嬢だけ・・・よくあることです。

あれから、スコープの接眼レンズとカメラレンズの間隔を2mm広げたり、対物レンズの長いフードを自作したりとか徐々にセッティングを煮詰めています。このお嬢の時は、とりあえずオートフォーカスで2.3枚撮って、マニュアルでピントを送ったりしながら数枚撮りました。

100枚撮って、揚げれるような写真が数枚撮れるようになったらヨシとしようかなと思っています。まあ、上の写真も鳥の後ろ、枝に着いた葉っぱあたりからピントが怪しくなっていますので、前ピン傾向は相変わらず。いまのPanasonicのDMC-GX8はファインダで見ていますが、液晶のビューを3倍レンズ付きの液晶フードを復活させることも検討中です。

コルリ入ってます・・・撮れてませんW

今朝はコルリがたくさんさえずっていました。野鳥園でコルリはハードル高いです。例によって空振り・・・W  おまけにコサメビタキ君にも返り討ち・・・。腹立ちまぎれに開き直って証拠写真揚げW

昨日は枝かぶりの写真だったので撮りなおしてあげました。