カテゴリー別アーカイブ: 水辺の鳥

今朝は干潟、オオソリハシシギとか・・・

大阪南港野鳥園は成り立ちから渡りのシギチドリの保護が基本で、植栽部の小鳥はまあオマケ扱いと言ったら怒られるか?  まあいいや。にもかかわらず、当ブログのカテゴリー一覧をご覧になれば一目瞭然、野山の小鳥の方が多いW。というわけでもないのだが、今朝は雨なもんでmedaichiは干潟の捜索を・・・

おお!  いましたいました赤い子が。オオソリハシシギの♂夏羽ですね。下面が顕著に赤く嘴も短めです。「じゃあ♀は?」とか聞かれそうなんで、♀夏羽の画像を探すことに・・・。この時期、♀の赤い子少ないんですよね。

え~、ありました。在庫からですが、下面の赤みがあることはありますが、♂に比べて薄い感じですね。喉下から胸にかけて暗色の縦班が、胸から下腹にかけて同じく横班が認められます。

ダイゼンも夏羽に換羽中の、下面に黒い羽衣がパラパラと出始めていました。先日はムナグロも出ていましたのでややこしいのですが、ダイゼンは太い嘴で、ムナグロよりはるかに大きいのですが単独で観察した場合は、上面の羽衣が褐色で、ムナグロのような黄色味はありません。

今季、野鳥園の近辺で越冬したヘラサギは5羽でしたが、現時点でこの子だけ残留しています。営業面から見れば、スター性のある子がいてくれると管理人のmedaichi的には助かるのですが、まあ気がかりではあります。今朝もお昼に展望塔前で甲殻類などを採餌していました。

ホオジロガモ♂1stwとかツグミとか・・・

1月の末にホオジロガモ♂の1stwが記録に揚がっていたが、キレンジャクや何やかやで取り紛れて忘れてましたw。今朝は西池に大きなホオジロガモがいたので撮影してみると、目下の白班がすでに出ていて、1stwというか第一回生殖羽に換羽中ということで・・・。雨覆とか観てませんが、成鳥ならこの時期すでに綺麗な生殖羽に換羽済だろうから、1stw→第一回生殖羽でいいと思われます。ホオジロガモ♂はあまり観察されませんからこれはこれでOK。

忘れついでにw、2月5日にハチジョウツグミの1stwも揚がってました。medaichiは写真見ていないのでどんな子か知りません。今朝、展望塔前に来たツグミの群れの中で、双眼鏡で1羽だけ違和感のあった子がいたので撮影してみました。なにやら怪しげな赤褐色の班が・・・。

上の写真は10年位前に撮影した子で、medaichiはハチジョウツグミの第一回冬羽って片づけてしまい、すっかり忘れていたんですが思い出して写真探しました。上面はいいと思いますが、仮にハチジョウツグミの下面には赤褐色の班のみで暗色班がないとすれば・・・。今になって見直すと赤褐色の羽に暗色の軸班があるように見えます。中間個体と訂正しないといけませんね。カメラの諸兄各位で2/5の子撮影された方おられましたら投稿願います。

ウミアイサ♂とか・・・

ウミアイサは昨年の12月初旬から記録が揚がっていたが、♀と♂1stwしか観てませんでした。明けて1月末ごろから♂も記録が揚がり始めましたが、ほとんど寝てますW。とはいうものの、もう2月も終わり、明日から3月となって尻に火が付いてきました。medaichiとしてはとりあえず写真は押さえておかなければ・・・。

遠いので気温が上がらないうちに粘ると起きてくれました。おお! 特徴的な胸側の白い班が並んで綺麗です。♂は胸が縦班のある褐色味を帯びますから、他のアイサと間違うことはないので楽です(他のカワとかコウライとか来ないけど・・・)。

そうですよね。ウミアイサ♂なら特徴的な求愛行動を撮らんといかんですよね。粘ると首を上に上げて「ゴアッ」ってやってくれました。この後、頸を水面まで下げて頭を空に向けるのですが、見事に撮り損ねましたw。ん~、「ご愛嬌で済むか!」っていわれそう。

続ヘラサギ・・・その後

強風を避けて葦際にヘラサギが3羽。先日5羽来ていたが日によって個体数が変わるようだ。今日、改めて観察すると冠羽が伸展しているようだ。白矢印の個体は嘴先端の黄班の形状でmedaichiが勝手に同一個体と思い込んでいる成鳥で、下の写真の子と同じと判断しているがどうだろう・・・?

ヘラサギadも冬羽では冠羽は短く目立たないし胸や後頭の黄色味も観られないが、もしこの群れが3月初旬ごろまで滞在してくれるなら、冠羽の進展とともに胸と後頭のが黄色味を帯びた成鳥の羽衣を観察できる可能性がある。これはこれで何とも楽しみなことではある。

白矢印の子が飛んだ。風切羽端の暗色部は見られないので成鳥と判断していいだろう。右端の換羽の長い子も楽しみである。

展望塔前にヘラサギが・・・

今朝は(今朝も・・・影の声)、寝坊して10時過ぎに野鳥園に到着したのまだヘラサギがいてくれました。どうやら通過した低気圧のなごりの強風を避けて、展望塔前の葦際で休んでいる模様だ。おあつらえ向きの撮影チャンスなのだが「白い鳥」は難しい。直射の順光だし暗い葦原と葦原の写りこんだ水面も暗い。コントラストが強いので露出が微妙。

ほとんど寝てるし~、延々と下の写真状態。たまに猛禽が上空を通過すると起きてくれるが、2羽そろって起きてくれないW。でもって椅子をもちだして1時間、寒い展望塔で粘るはめになります。まあ、なんとか撮れたからいいや。

左の子は風切に暗色の羽軸と僅かな班が認められますが、右の子の風切は白く見えます。medaichiは、風切に暗色班が無ければ成鳥だと思っていたのですが、短い冠羽や胸のバンドが認められないので3年目の春の可能性があるかもしれません。いずれにしてもヘラサギの2年目冬から3年目春は個体差も多いようなので難しいです。これから渡去までどれだけ観察できるかわかりませんが勉強を続けたく思います。どうやら、風切先端の暗色班の有無だけでは3年目春・4年目春この辺の判断は付かないようです。

ヘラサギ2羽とか・・・

お年玉と言うわけではないが、1/3早朝にヘラサギ2羽が観察された。medaichiは寝坊して撮れなかったのでWW  常連のお客様の「橋本のかたまり」氏にお写真を提供していただきました。多謝

飛翔時のお写真を検証してみると、前の子は風切羽の先端まで真っ白なので成鳥と思われます。後ろの子は僅かに暗色部がありますから、まだ完全な成鳥とは言えないようです。