カテゴリー別アーカイブ: 水辺の鳥

干潟の出た午後、ヘラサギが・・・

今日は休館日の(水)でしたが、締め切りに追われる(W)   medaichiは例によって原稿書きを・・・。朝から床面のワックスと窓ガラスの清掃の業者さん来てたので、展望塔には出られず。「今時分は午後から干潟が出るので、ヘラが来ないかな~」と思っていたら来ました。作業もちょうど終わったし、しゃもじが三本並んでくれたので 、そそくさと撮影・・・

左から風切の真っ白な成鳥、風切の先端に暗色班の残る亜成鳥、しゃもじがピンクな若鳥と並んでくれてます。左のadは冠羽がカッコいいですね。この子らは成鳥になるまで3.4年かかるそうですが、嘴の色とかシワシワの具合とかグダグダ言われていますが、風切羽先端に暗色班の残るのは全部亜成鳥で良いようです。

倶楽部のY下さんにお写真をいただいたので使わせていただきます。多謝

上の写真で左からABC順です。Aの個体には風切先端には暗色班が見られませんので、成鳥と判断しました。Bの個体は、嘴とか色具合はAみたいですが風切の1.2枚の先端に暗色班が見られますから、まだ成鳥とは言えないようですね。Cの若鳥と思われる個体はおしゃもじも肉色かかってますし、初列風切どころか次列の先端まで暗色班があります。

ヘラサギがやってきた・・・

昨日の探鳥会でヘラサギが出たらしい・・・。でもって、「誰かに写真、投稿してもらお~っと・・・」と例によってお気楽なmedaichi。呑気にお昼前に野鳥園到着。なんとまだ3羽ともいるとのこと。あわててカメラ用意してなんとか撮影できました。嘴先端の黄色部分が一番小さい左手前の子が一番年長のようです。右の子は嘴全体が肉色な幼鳥ですね。

手前の枯葦にフォーカスが行って撮りずらい・・・。でもってマニュアルで嘴を撮影、むむむ、上面のシワシワも撮れてます。成鳥だと上嘴先端の黄色部はもっと小さかったような・・・。いずれにしても翼の初列風切の先端の暗色部が撮れてないので、年齢についてのグダグタはここまで。しばらく滞在してくれるといいですね。

ミサゴのお立ち台・・・獲ったど~ってかW

満潮の南池をながめていたら、ミサゴ君が大きなお弁当をぶら下げてご帰還・・・。南池のお立ち台でドヤ顔決めてくれました。のんびりしてるとスプラッタっつうか、流血の惨事Wで写真が揚げれなくなるので手早く撮影。でもって「チヌ獲ったど~」とキーボードをカタカタやってると・・・

「んっ?  なんか鱗がおおきくね?・・・」「キビレ?  鰭が黄色く見えんし~」「あ゛~っ、判らん!!」とアァ~モォ~状態にW。 友人にTELしたら、あっさり「知らんね。だいたいお前さん、鳥も怪しいのに、魚なんぞグダグタいうのがおかしい・・・」と大上段に正論をお吐きになられました。

ということで、鳥も怪しいmedaichiは、本日のお題は「・・・獲ったど~」と誤魔化した次第W  チヌかキビレかわかるお客さんおられたら、お知恵を拝借

例によって、お立ち台にミサゴ君がお弁当持ちでやってくると、文字通りおこぼれ頂戴とやってくるアオサギ君でした。

ミサゴ君のお立ち台・・・とまるのかよ!

こないだ、ミサゴのお立ち台のお話しで、展望塔前の北池干潟の分が近すぎて、ミサゴ君がなかなかとまってくれないので、旧位置に戻そうか・・・なんて言ってましたよね。でもってグズグスしてたら、なんと、この近い(50m位)お立ち台にとまる子が現れました。

カメラのお客さんが、「チュウヒだ~!!!」とか「ハイタカ~!!」とか大騒ぎでも知らん顔~って、「近すぎて止まらんよね~」って書いちゃったmedaichiの立場はどうしてくれんのかと・・・WW    まあ、「馴れちゃったのかもね。」で済ますことに・・・

何だかんだで、近いってのはいいことで、趾のツブツブもしっかり写っているし、「ん~、ま、いいっか・・・」で当分様子見

コウノトリ2羽が野鳥園上空を通過した

11月18日お昼ごろ、野鳥園上空をコウノトリが通過、展望塔上空を旋回し南へ飛び去った。右の写真は、お客様のK山さんに投稿いただいた。medaichiも観ることができたが、大きくて素晴らしい野鳥だと思う。実は、前日の17日に、野鳥園周辺で、同じ2羽と思われる個体が観察・記録されていた。

観察者の記録から、この2羽は、同じ親鳥:J0391(オス)、J0294(メス)から2008年~ 戸島(としま)巣塔で生まれた個体らしい。
左の個体(右脚: 上から黒・青/左脚: 上から緑・青の足環)は、2014 年 6 月 4 日生まれの雄。(J0098/2014.06.04 生オス/2014.08.12 巣立)
右の個体(右脚: 上から黄・黄色/左脚: 上から黒・赤色の足環)、2017 年 4 月 17 日生まれの雌。
(J0152/2017.04.17 生メス/2017.06.16 巣立、2017.06.16 救護、解放)

関西周辺、今後もコウノトリの観察例は増えるだろう。読者各位のために、兵庫県立コウノトリの郷公園による「足環カタログ」の2018年10月17日現在の最新版を添付しておこう。今回の2羽についてはpdfの3ページ下段に記載がある。

兵庫県立コウノトリの郷公園による「足環カタログ」2018/10/27pdf

 

ミサゴのお立ち台を復旧したら・・・

9月の台風21号でぶっ壊された、南池干潟と北池葦原のミサゴ君のお立ち台なんだが、再建することができました。北池芦原のお立ち台は試験的に距離を近づけたせいか、とまりがよくありませんWW。南池干潟のは、ほぼ旧位置に再建したので本日もとまってくれました。むむっ、ミサゴの瞬膜が撮れてますねえ・・・。

ふつう、まぶたは上下に動きますが、鳥や爬虫類には、瞼とは別に水平方向に動いて眼球を保護する透明又は半透明の膜があります。 第三眼瞼ともいわれています。 鳥や爬虫類が瞬きをするとき、目の内側から瞬間的に出てくるため「瞬膜」と呼ばれていて、獲物を獲るときなど眼球を保護するためにあると考えられています。

左の写真は、medaichi撮影のウミネコの瞬膜です。我ながらよく撮れてます・・・って、良い子はマネしないようにね。変な鳥屋になりますよ~W 話を戻しましょうかW。

イラストマップにミサゴのお立ち台を落としてみました。南池のお立ち台はmedaichiが考えていたミサゴの飛び立ち距離・100mあたりだから、ブラインド内ならOKでしょう。北池葦原の旧位置はほぼ70~80mで、まあギリってことだと思います。今回、試験的に復旧した位置は約50m、この位置だと、展望塔内の話し声だとか聞こえますし、動き回る気配も感じられます。

窓から望遠レンズがニョキニョキ飛び出してうるさかったら、まあ、ミサゴ君も落ち着かんってことでしょうね。つうことで、北池葦原のお立ち台ですが、今回の位置は却下!!! 旧位置まで戻すことにしますので悪しからず。旧位置まで戻して、ミサゴ君が良くとまるようになったら、野鳥ミサゴ撮影の距離感としてよく憶えておいてください。野外でブラインド無しなら、まず近づけない距離だと思います。