カテゴリー別アーカイブ: 水辺の鳥

コウノトリ2羽が野鳥園上空を通過した

11月18日お昼ごろ、野鳥園上空をコウノトリが通過、展望塔上空を旋回し南へ飛び去った。右の写真は、お客様のK山さんに投稿いただいた。medaichiも観ることができたが、大きくて素晴らしい野鳥だと思う。実は、前日の17日に、野鳥園周辺で、同じ2羽と思われる個体が観察・記録されていた。

観察者の記録から、この2羽は、同じ親鳥:J0391(オス)、J0294(メス)から2008年~ 戸島(としま)巣塔で生まれた個体らしい。
左の個体(右脚: 上から黒・青/左脚: 上から緑・青の足環)は、2014 年 6 月 4 日生まれの雄。(J0098/2014.06.04 生オス/2014.08.12 巣立)
右の個体(右脚: 上から黄・黄色/左脚: 上から黒・赤色の足環)、2017 年 4 月 17 日生まれの雌。
(J0152/2017.04.17 生メス/2017.06.16 巣立、2017.06.16 救護、解放)

関西周辺、今後もコウノトリの観察例は増えるだろう。読者各位のために、兵庫県立コウノトリの郷公園による「足環カタログ」の2018年10月17日現在の最新版を添付しておこう。今回の2羽についてはpdfの3ページ下段に記載がある。

兵庫県立コウノトリの郷公園による「足環カタログ」2018/10/27pdf

 

ミサゴのお立ち台を復旧したら・・・

9月の台風21号でぶっ壊された、南池干潟と北池葦原のミサゴ君のお立ち台なんだが、再建することができました。北池芦原のお立ち台は試験的に距離を近づけたせいか、とまりがよくありませんWW。南池干潟のは、ほぼ旧位置に再建したので本日もとまってくれました。むむっ、ミサゴの瞬膜が撮れてますねえ・・・。

ふつう、まぶたは上下に動きますが、鳥や爬虫類には、瞼とは別に水平方向に動いて眼球を保護する透明又は半透明の膜があります。 第三眼瞼ともいわれています。 鳥や爬虫類が瞬きをするとき、目の内側から瞬間的に出てくるため「瞬膜」と呼ばれていて、獲物を獲るときなど眼球を保護するためにあると考えられています。

左の写真は、medaichi撮影のウミネコの瞬膜です。我ながらよく撮れてます・・・って、良い子はマネしないようにね。変な鳥屋になりますよ~W 話を戻しましょうかW。

イラストマップにミサゴのお立ち台を落としてみました。南池のお立ち台はmedaichiが考えていたミサゴの飛び立ち距離・100mあたりだから、ブラインド内ならOKでしょう。北池葦原の旧位置はほぼ70~80mで、まあギリってことだと思います。今回、試験的に復旧した位置は約50m、この位置だと、展望塔内の話し声だとか聞こえますし、動き回る気配も感じられます。

窓から望遠レンズがニョキニョキ飛び出してうるさかったら、まあ、ミサゴ君も落ち着かんってことでしょうね。つうことで、北池葦原のお立ち台ですが、今回の位置は却下!!! 旧位置まで戻すことにしますので悪しからず。旧位置まで戻して、ミサゴ君が良くとまるようになったら、野鳥ミサゴ撮影の距離感としてよく憶えておいてください。野外でブラインド無しなら、まず近づけない距離だと思います。

アカガシラサギがいたらしい・・・

180510akagashirasagi黒猫さんから留守電があって、野鳥園のすぐ近くの緑地にアカガシラサギがいたらしい・・・。残念ながらもええとこなんだがmedaichiは仕事中(涙) 今朝、一応は探しましたが空振りでした。その後、猫さんにお会いできたので画像を頂戴することに・・・。ん~っ、冬羽から夏羽に換羽中ってことなんですが・・・、嘴が成鳥っぽくないというか、あんまり見たこと無い鳥なんで、怪しいんですが上嘴に黒味が残ってるので第一回夏羽の若鳥君かもしれません。

180510akagashirasagi2こんな環境で大丈夫かな~と思いましたが、さすが野鳥してますねえ。トカゲ・・・、(赤いのでニホントカゲの♂成体と思います)を捕えてたべていました。そういえば、この時期、埋立地の草っ原に降りたアマサギなんかも盛大にトカゲを食べていますもんね。いや~、探せばいろんな鳥が通過しているもんですね。いまさらながらそう思わされました。

昨夜は南港のポートタウンの夜空をホトトギスが通過していましたし、野鳥園でもメボソムシクイが鳴いていました。この後、オオムシクイが入り始めると、春の渡りも終わりを迎えます。

4/14(土) ノビタキとかクイナとか・・・

180414nobitaki週末、お天気は残念ですが荒れ模様・・・。展望塔前の作業道にノビタキ君がいました。薄暗いし~、風強いし~、おまけに遠いし(100m位)、iso1600まで上げて、2.400mmでかろうじて証拠写真を・・・。ああ、medaichiは今季、デジスコのアイピースを単焦点の30倍から、ズームの25-60倍に替えました。カメラ側が40mm相当だから、40mm×25-60倍=1.000mm~2.400mmで撮ってます。

画質にこだわって単焦点アイピースとカメラ側も単焦点を使っていました。たしかに20mmくらいまでならキレッキレの絵が上がってきますが、まぁ、立場上W 遠い鳥も撮らなきゃならない部分もありますから、「ノイズが~」とか「解像感が~」とかウダウダ言わないで、割り切って撮るようにしています。ちなみに、このノビタキ君、肩羽・大雨覆に褐色味があり、白斑も未発達な第一回夏羽の若鳥君ですね。

180414kuinaおまけで展望塔前の汽水池にいるクイナ君を貼っておきます。この子も、遠いとなかなかピントの来ない面倒な鳥ですが、下嘴の赤みがチャーミングですねえ。ひっそりと控えめな子なところがmedaichi的には好きな鳥ではあります。

カワセミとカワウ標識個体

170920kawau1今日は水曜日で野鳥園は休館。仕事が昼からなもんで、medaichiは早朝からサイトのメンテナンスで野鳥園へ・・・。ん? 今朝はやたらとカワウが集まっている。過去の経験から、この時期、200~300羽集まることがあって、大体、標識された若鳥が混じっている確率が高い・・・。

170920kawau2ハイ! いましたW  展望塔前の石積みに・・・。これくらい近いと撮影は楽勝ですね。昆陽池標識の青リングに白字で「497」と彫られているのが一発で撮れました。標識そのものは巣内雛に付けられているようですから、探すんなら胸が白っぽくて、褐色味のある若鳥をねらいます。成鳥で、青色リングが脱落して、右足のアルミリングのみ残存している個体もいます。この後、報告・・・

170920kawasemiカワウの横を、青くてちっこいのが「チ~」って横切ったので追いかけると、ナンキンハゼの枝先に・・・。バックが明るいのでちょこっと+補正、高さを表現するためにカワセミを1/3ほど上位置にしてトリミング・・・。m4/3のGX8は、こういうの楽ですね。iso800までぎりOK、2000万画素あるので、medaichiiの1200mm固定のデジスコでも、webに揚げるくらいなら楽に切り出せます。

ほぉ~、若鳥君ですが、なかなかの面魂ですなぁ。野鳥園では8月になるとカワセミの若鳥が姿をみせます。複数、2.3個体いることもあります。繁殖場所の環境は選好みがあるカワセミ諸氏も、越冬環境はけっこうアバウトというか、適応力あるようです。淡水の水辺のイメージありますが、野鳥園のような海辺でも、小さなハゼの仲間や、エビを捕食しているようです。見かけたら「頑張れ~って応援してあげてください。