カテゴリー別アーカイブ: 水辺の鳥

12/6 今朝のヘラサギとか・・・

一昨日の12/4あたりから、ヘラサギの今いる子が展望塔前の汽水池で採餌しているのが観察されるように・・・。近くていいんだけれど、日差しがあると斜逆光でコントラストが強く撮影が難しい。花曇りの午後に来てくれると楽かも・・・。この写真は早朝の日陰です。干潟にいるときとはかなり雰囲気の違う写真になりますね。

今日はなぜか園内にカワウが多い・・・。普段こういうことは無いのだが、今日は西池干潟にズラ~っと並んでいる。近隣の埋立地の工事の関係で休息場所を追われたのか・・・、想像で言ってはいけませんね、今後の動きを観察したいと思います。ほとんどの個体は白丸の様な感じです。

でも、よく探すと中にはこんな婚姻色の個体もすでにいました。カワウの繁殖期は地域あるいは年ごとに違うこともあるようで、まあ一年中国内のどこかのコロニーで繁殖しているペアがいると言えるかも知れませんね。大阪近辺だと1月から7月にかけて見たいな印象がありますがどうでしょうか。ふつう野鳥って日照時間の変化で渡り行動するのですが、ハトのように動物性の餌に依存しない種はキジバトみたいに年に何度も繁殖します。こういうことから見ると、カワウの繁殖も依存する魚に合わせて行うのかもしれません。

それから普通は♂の方が婚姻色という印象がありますが、カワウは雌雄同職で♀もこのような婚姻色になります。♂の方が若干大きいらしいのですが、野外で識別できるのかなあ。medaichiはコロニーで観察してないので、雌雄で出方が違うのかなんとも言えないです。

11/12(土) 今朝のヘラサギは・・・

11/5と11/6にヘラサギが2羽観察されていました。今朝は早くから南池で1羽が採餌していたので、少々細かい所を観察したいと思います。日陰で暗い時は見えなかったんですが、日が差してくると虹彩の赤味が写りだします。短いですが冠羽も・・・。先端の黄色い嘴はシワシワですね。ヘラサギは3年目春以降はほぼ成鳥に見えることが多いですから、翼の先端部・初列風切の暗色部のチェックを忘れないようにしましょう。

拙い写真ですが初列風切には暗色の部分は無いようですし、羽軸も白く見えますから成鳥・・・、脚の色が僅かに灰色味を感じますから、4年目冬の個体かもしれません。ここまで見ていきましたが、medaichiは、どうも先日の2羽の片方とは違う個体のような感じがします。この子の方が嘴も長くて先端の黄色部分も幅広の様な・・・。まあ、ややこしいことを言いますが、これはこれで面白いし楽しみも増えるってもんですよね。

ヘラサギとオニアジサシとか・・・

え~、11/5の(土)にmedaichiが首を長くして待っていたヘラサギが2羽観察記録が揚がっていました。残念ながらmedaichiは仕事だったので観ていません。なんで首を長くしてたかというと、まあここら辺のスター★選手級の子達が来てくれないと、管理人としては営業上差し障りWがあるわけで、「ん~、なんか盛り上がらんな~・・・」って感じですかね。でもってお写真をお客様のコバさんにご提供いただきました。

これまたコバさんに提供いただいたお写真なのだが、後ろの子は初列風切の先端に暗色部がはっきりと見えますから1年目秋の幼鳥、前の子にはほとんど見えませんし、このお写真だけで見ると羽軸も白いようですから4年目或いは5年目秋以降・成鳥の可能性があります。

なんでも同日、珍客のオニアジサシも観察されたようで、コバさんにお写真を提供頂きました。肩羽、雨覆、次列風切などに暗色の羽衣が見えますから第一回冬羽に換羽中ってことだと思います。

ん~、ここんとこお客様にお写真投稿いただく事がしばしばで、管理人としては少々恥ずかしい気もせんではないのですが、「展望塔ではお客さんに席を譲っているんだい!!」などと不埒に開き直っておりますW。まあ、「投稿いただいたお写真を使わせていただいてブログ書いたりするのもどんなもんかな~?」と迷いつつも、常設のホワイトボードの観察記録を含め、観察された野鳥の写真など管理人としては市民バーダーの皆さんと力を合わせて、大阪南港野鳥園の情報発信を盛り上げていくってことは方向性として正しいことなんだろうと思っています。

そんなこんなで、medaichiは野鳥園の本サイトのPHOTOギャラリーで永らく工事中でほったらかしだった、以前の掲載写真を整理しPHOTO倶楽部投稿写真のページを再開して、今後、お客様に投稿いただいたお写真を観ていただけるようにする予定です。

ヤマシギが撮影されていたこと・・・

例によってというか・・・。ん~っ、medaichiら野鳥の写真屋さんにすれば、なんかメカに負けたようで複雑な気分ではあるが、水場に仕掛けたトレイルカメラが、なんとヤマシギをキャッチしていたのだが・・・。まあ、仕掛けたのは人間だから「メカは人間の作業を補完するもの・・・」であることには変わりがないのだ。medaichiらの観察精度を補完してくれるツールとして、今後もお客様にご紹介していければ良いのではないだろうか。

センサで動きを捉えると20秒の動画を撮影する設定ですから、ヤマシギをキャッチした動画を3本つなげてあります。重いかもしれませんがお楽しみください。

エリグロアジサシのこと・・・

なんでも7/4にお客様の橋本のかたまり氏がコアジサシの飛翔を撮影しておられると、妙なものが写りこんでいたとか・・・。別に心霊○○とかじゃなしにW、矢印の子ですがエリグロアジサシということに・・・。ん〜っ・・・、medaichi的には翼上面の暗色に見える部分とか違和感あります。エリグロアジサシでも未成鳥なら前縁と翼後端に細くあるかとおもうのですがどうでしょう?

ぶっちゃけコアジサシの幼鳥かなと、幼鳥なら嘴黒いし。個人的には(?)させていただくことにします。

参考までにmedaichiが2012年の7月1日に大阪市の埋立地で調査時に撮影したエリグロアジサシを揚げておこう。遠い写真で恐縮ですが、これが本当の証拠写真ってやつですね。たしか大阪府の初記録だったかと・・・。

カラシラサギがいた・・・

なんでも昨日の6/23に出たとのこと・・・。medaichiは仕事でした。

朝のほうが順光で揺らぎも無いので、まだ写真になっています。今日6/24も朝早くは西池手前岸にいたそうです・・・残念!    まあ、カラシラサギらしい姿勢で撮れたからいいや。

せっかくだからブログのお客様にはおまけを・・・。カラシラサギはサイズ的には65-68cmだからほぼチュウサギ大、コサギより少し大きいです。夏羽では嘴は黄色くて大きく見えますから、それほどややこしくはないですね。冠羽も目立ちますからいればわかります。

え~、今日の重箱の隅は足・・・。まあたいていの図鑑は黒いってなってると思いますが、観察する機会があれば脛と跗蹠の色合いの違いを見ればおもしろいかと・・・。脛のほうがわずかに明るい色をしていると思います。上の写真では直前に海に立ちこんでいましたので濡れて黒っぽく映っています。それとコサギもそうですが、若い個体だと暗めの草色っぽく見えますからちょっと注意がいりますね。