カテゴリー別アーカイブ: 野山の野鳥

カラスのブルーアイ・・・

鳥がいないからって機材ネタでお茶を濁すのもアレなもんで、季節ネタをかませておきますW  でもって、カラスの虹彩のお話しなんですが、上の子は以前に野鳥園展望塔の屋根の上からドサっと盛大に落ちてきた子(文字通り落ちてきましたW)です。シャリンバイの茂みに引っかかってジタバタしてるのをパシャリ!  虹彩の色が青味がかっているのが見えますね。2011年6月11日撮影

カラスの成鳥の虹彩は黒に近い暗褐色ですが、巣内雛や巣立雛の虹彩はこのように水色かかって見えます。幼鳥の特徴としては口の中が赤いというのがありますが、これは巣立ち後しばらく認められます。対してこのブルーアイはどうでしょうか、medaichi的には野鳥園内で繁殖したハシブトガラスの若鳥では6月の初旬から中旬の短い期間しか観察したことがありませんから、巣立ち後急速に暗色化していくと考えられます。

左の写真は、上の写真と同一個体です。

 

 

 

 

 

この写真は2017年の6月19日に撮影したものです。ナンキンハゼに2羽とまっていて良くわからなかったのですが、左の子がンガーっと鳴いてくれたので口の端が赤いのが見えました。虹彩は成鳥と変わらないくらい暗色になっていますね。

今朝のサンコウチョウ・・・

早朝の緑道、静かだW でも、久しぶりにお客様の黒猫さんに会えて嬉しかったです。ご挨拶を済ませるやいなや「ホイホイホイ~」。小さな声だったので♀だろうなと・・・。姿を追う内に長尾が飛んだがロストしてしまった。残念!

頭部を見ると、アイリングはしっかりあるものの、嘴の色はそれほど青味を感じないから、♀の第一回冬羽かもしれない。今頃、冬羽~と思われるかもしれないが、サンコウチョウの二年目の換羽は、7月より換羽に入り,全身の換羽を行なって第2回冬羽となり、この時点で成鳥羽になる。

つまり、5月のこの時点では第一回冬羽のまんまということになる。でも、秋の渡りの第一回冬羽の個体で、アイリングがこんなに顕著な子は観たこと無いから、裸出部については発達するのかもしれないが良くしりません。

 

ちなみに、♂成鳥の頭部はこんな感じ・・・。アイリングも幅広で嘴の青味もともに♀より鮮やかだ。上部の色合いも紫褐色を帯び、尾羽も長く明らかに♀と異なる。この羽衣に達するのは第三回冬羽からといわれている。

サンコのややこしいのはこの辺で、♂は第二回冬羽に換羽しても、体羽が成鳥と第1回冬羽との中間色なのや,尾羽中央2対が伸長するものや,第1回冬羽のままのものなど個体差があるということなのだ。下の写真を見ていただこう。

 

これまた数年前の春の蔵出し写真だが、この子は体色は薄めだが紫色かかって、アイリングも顕著だが尾羽は短い。つまり、この子は第二回冬羽の短尾型♂の可能性があるということだ。つまり、チラ見で尾羽が短ければ「♀だろね~」で済まなくなって来てるってことですね。面倒なことこの上ない上に、なにやら地雷原の危険な香りが・・・。

まあ、medaichiは普段から赤恥青恥かき倒していますから、お勉強と同時進行ってことで悪しからず。例によって写真を撮り貯めて、なんか書けるように頑張りたいと思います。ん~・・・、以前書いたような記憶があるが、サンコの第一回冬羽の♂♀は識別可能か?・・・次列と三列風切が暗色というのは本当だろうか?  ということで、無謀にもmedaichiはこの秋のテーマとして、サンコの第一回冬羽の写真を撮り貯めることに。

サンコウチョウ♂♀いました・・・撮れずですW

雨上がりのモヤッとした朝だが、やっとサンコウチョウが入ってくれました。少し頑張りましたが、♂♀ともに観察はできたものの撮れずじまいです。不悪

でもな~、写真無いと雰囲気出ませんもんね~。でもって蔵出し画像で勘弁願います。これ。medaichiが野鳥園のレンジャだったころの写真です。だいたい野鳥園でこの鳥ねらうと、枝葉の隙間をこじ開ける様な撮影になることがほとんどなんですが、この時はスッキリしたところにとまってくれました。  ん~、なかなかビッとした写真でいいかも。なんか昔の方が写真旨かったんじゃないかと・・・W

画像にリンク張っておきますので、クリックすると別画面で大きめの画像が開きます。今日は昼から仕事なもんでここまで・・・

コサメビタキ・ビンズイとか・・・

先日返り討ちにあったコサメビタキ君を探しに・・・。園内少々風があって今日もダメかと思っていたら、展望塔横の桜並木にいたWW  鳴いてくれてたので世話無しでした。ん~、同じような写真はいっぱいあるんだが、まあ、ここら辺の鳥は撮ってしまいますW

季節的にmedaichiは夏鳥とか、渡り鳥を撮らんといかんわけで、今朝もサンコとか、マミチャ、マミジロ狙い・・・。オオルリ・コルリ・キビタキ・ムシクイ3種は一通りいました。さえずりの丘でサボっていると「ズィィ~」の声といっしょにビンズイ君が降りてきました。

降りてくれたので追いましたが、下草が伸び気味なのでこの程度の証拠写真しか撮れませんでした。悪しからず。

気を取り直して大型ツグミ類を探しに行きましたが、アカハラ君しかいません。ちなみに大型ツグミ類の第一回冬羽あるいは第一回夏羽の大雨覆の羽先は、白やバフ色で並んで線が入っている様に見えますね。この子も綺麗ですが第一回夏羽の若鳥君ってことですね。

センダイムシクイ、アカハラ・・・

デジスコ用のスコープをKOWAの774から884に替えてチャレンジしているので少々苦戦気味WW。背景が圧縮されて被写体が立体的というか、浮き立ってくるような描写は面白いけど、被写界深度の浅いことには手を焼いてます。その辺にいたセンダイムシクイ君ですが、今までとちょっと変わった写真になったので揚げときます。

マミジロ狙いで出撃したのですが空振り・・・。これまた、そこら辺にいたアカハラ君です・・・。逆光で、今までのmedaichiなら撮影しようともしないアングルですが、KOWA884の描写のテストということで撮影しました。medaichiの写真は分かりやすさ最優先で、面白みや遊び心とは縁のないものばかりですが、描写のテストなのでいろんな条件で撮影しています。

サンショウクイ、オオソリハシシギとか・・・

去年の春の記録では、マミジロが出ていたが今朝は空振り・・・。「ヒリリッ!」の声に振り向けばサンショウクイの♂♀。手前の枝にピントが引っ張られているし、構図も全然だけど例によって証拠写真で悪しからず。サンショウクイのお嬢だけがかろうじて撮らせてくれました。

おなじみ証拠写真の連続ですW  今朝はセンダイムシクイとエゾムシクイが両方とも入ってました。この子はセンダイムシクイ・・・。高い梢にいるのでこんな見上げの写真ばかりですが、下嘴がオレンジ色で暗色班がないのが分かります。

オオルリは♂ばかりが目立ちますが良く探せば♀もいます。これまた手前の枝かぶり・・・

干潟も次第ににぎやかに・・・。今朝は顔、胸から下腹にかけて赤みのでだしたオオソリハシシギが1羽。体のサイズに比して嘴は短めの♂個体です。