カテゴリー別アーカイブ: 野山の野鳥

キクイタダキに手こずること・・・

kikuita1珍しく風もなく暖かな朝だったので、キクイタダキを探しに・・・。北観察所前の松林で難なく見つけるが撮影はむずいW  ん~、やっぱりmedaichiはこの鳥苦手だなあ。

kikuita2ようは左の、以前描いたイラストのような( CGです )構図で、冠羽がきっちり見えて、眼も、翼から尾羽にかけてもしっかり写しこみたいわけですね。

見上げのアングルじゃ絶対無理だろうから、まあ、目線くらいに降りてきてくれるのを待つことにします。♂を撮りたいんですが、この際、そんな贅沢は言いませんので、今季でなんとか納得のいく1枚を撮影したいものです。

 

kikuita3

これなんか「やった~!!」って思ったんだけどなあ~。再生したらお尻が写っていましたW medaichiのレンズ、Lumixの G 20mm/F1.7ってAF遅いからな~。デジ一眼に宗旨替えしてやろうかしら・・・W いまのところ、このようなボツ写真を大量生産しています。でもって話かわりますが、キクイタダキの下尾筒って白いんですね。

キクイタダキ

180130kikuitadaki本サイトの方の、「こんなん出ました写真」を先月から揚げてなくて、「まあ、そろそろ、なんだ・・・、お馬鹿なブログばっか書いてないでなんとかせんか!!!と怒られそうだなぁ・・・」ってところに、黒猫さんから、「キクイタでてるよ~」と教えていただいた。北観察所からミコアイサも撮れそうだし、寒くて嫌だけど重い腰をあげることに・・・。

とはいうものの、medaichiはキクイタダキが苦手だ。いままで可愛く撮れたためしがない。だいたいこのキクチャン、小さくて距離があると写真に精細感がでない、距離を詰めると動きが早すぎてファインダに収まってくれないという難物だ。♂を見つけて赤と黄色の冠羽を写しこんで、良い姿勢のカットを・・・とやることは決まってるんだけどね~。デジスコだしね~。

こうなったら、例によって機械頼みの4KPHOTOしかないかW ともおもうんですが、延々と動画撮った後でカット拾うのって、面倒臭いことこの上ないわけで・・・。

オジロビタキの外側尾羽の白班とか・・・

ojiro_tail2 こないだから、ニシオジロビタキが居ついてくれているということもあってか、友人から問い合わせがあって「オジロビタキの尾羽の白いのってどこね?」とのこと。「そりゃ、外側尾羽の基部やけど何枚かな~? 4枚やったかな・・・」 手元の文一総合出版の「日本の鳥550 山野の鳥」には「・・・、外側4対は基部2/3に白班がある。p.298」と記述されている。ん~、やっぱ4枚ね・・・

 念のため、山と渓谷社の「新版 日本の野鳥」を引っ張り出してみると、なんと、「・・・外側尾羽3枚は基部から2/3が白。p.572」と書かれているではないか。ついでに平凡社の「日本の野鳥650」には、「・・・外側尾羽基部は白い。p.644」とだけ書かれている。ん~っ、なんかよくわからんことに・・・。

 グダグダ文句垂れててもしょうがないので、画像で検証してみましょう。4K-PHOTOの動画で撮って、尾羽の画像を切り出しました。ん~っ、medaichiには外から4枚目・T3 (尾羽は内から外へT1.T2・・・と数える)の外弁(羽軸から見て体の外側、幅の狭い方)が白く見えます。

ojiro_tail1 これまた、念のためお腹側からの画像を・・・。ふむっ、この子、右のT2が短いですね・・・って、そんな話じゃなかったですね。やっぱり、T3の外弁が白いですね。ってことで正解は外側尾羽の3.5枚が白い~って、勝手に決めました。他の個体、例えば成鳥なら、T3の内弁まで白いかもしれませんから、この場合「野鳥園で観察した、第一回冬羽個体を見ると、外側4枚目の外弁まで白い。」ってのが正確なところでしょう。バンダーさんなら知ってるかもね。

 あははは、ハイタカの水掻きに続いて、変わりものネタが続いて申し訳ありませんw  なんかで話題にするときは注意しましょうね。このネタは、また、medaichiがアホなこと書いてる~って、スルーしていただいて結構です。まあ、medaichiは、いつも「図鑑に書いてあることが、実際に野外で観察してどう見えるか検証しましょうね~」って言ってますが、大体はこのようなことで暇つぶしをしていますw

トラツグミとか・・・

171218toratsugumi はばたきの丘周辺でトラツグミの観察が揚がっていたが、medaichiは観ていませんでした。今日は風もなく暖かかったので探しに行くことに・・・。で、東側の階段下でガサゴソやってるのをすぐに発見。あとでわかったのだが2羽いたそうだ。とりあえずパシャリ・・・ってねえ、ん~っ、なんぼmedaichiの写真は分かりやすさ本位、高尚な意図はありませ~んって言ったって、これはひどいですねえ。まるで剥製を置いてあるように見えますW 171218toratsugumi2

  まあね。都市公園で撮ってりゃ、大なり小なりそういう部分は避けて通れんけどね。でも、野鳥はやっぱり環境・・・この場合は採餌している林床部を写しこんだほうがおさまりが良いですもんね。足とか写ってないし、ごちゃごちゃと細かい枝がかぶっていますけど、トラツ君が生きて見えます。プロじゃないんでその辺は割り切ってますが 、まあ、悩ましいことではあります。

ハイタカとか・・・の続き

171217haitaka 秋からいるハイタカ君ですが、やっと野鳥園に慣れてきたのか、展望塔前に来てくれるようになりました。毎年のことで、越冬しにやってきてすぐは警戒して、ナンキンハゼには止まってくれませんが、だいたい年末間際ごろになると・・・、ハイタカ君も「ハハ~ン、カメラの奴らも展望塔からは出てこんのね~」とわかるのか? ハイタカの木や展望塔前のナンキンハゼにとまりだします。

171217haitaka2 でもって、本日のネタは「ハイタカの水掻き・・・蹼って字かな?」って、なんのこっちゃ?  と思われるかと思いますが、まぁ、medaichiが昔から気になっていた部分・・・ん~、鳥頭のmedaichiが考えてることなんでスル~していただいて結構なんですが、今日、ハイタカ君に「趾、見せて~」と言ったら、「ハイッ!」って右足だしてくれたんでお話しすることにしましたW  ハイタカの第三趾(中趾)と第四趾(外趾)の間に退化した蹼様のものが見えます。

普通、陸上で生活している鳥には水掻きはありませんね。サギとかシギチドリ等の水辺を歩く鳥は退化してて半蹼足となっています。ふつう陸上で暮らす鳥にはないはずの水掻きの名残のようなものが、ハイタカにはあるんですねえ。まだ他の猛禽で検証してないんですが・・・。図鑑などで、「ハイタカの第三趾(中趾)は長い・・・」とか書かれてますんで、足趾ばかり観察してたついでのネタです。

karafutoaoashi おまけ写真で、以前、カラフトアオアシシギの撮影時に必死で撮った、足指の水掻きの画像を揚げときます。第二趾と第三趾の間にも水掻きが見えますね。 シギチなんかだと、水辺を歩きやすいように水掻きを小さく進化したってのも納得なんですが・・・。あっ、それから、このネタですが、変わりものだと思われるかもしれませんから、他の人に聞くときは注意したほうがいいかもW

ニシオジロビタキとか

291210nishiojirobitaki 昨日のフィールドノートに、ニシオジロビタキの記載が・・・。「はばたきの丘にいたってよ~」との情報もらって探しに行くことに。丘にのぼるといきなり「ジジジッ」っと来たW。え~っと、喉下に黄色み無し、下部には黄色みがあって大雨覆いに幼羽が残る第一回冬羽ってことね。この段階では♂♀わかりませ~ん。

 いつもは外側尾羽の基部の白色部・・・って見るんですが、今回は前から気になっていた上尾筒の色に注目してみました。暗色ではありますが黒くもないっすね。ここら辺は成幼で羽衣の差はないとか・・・。まあ、地鳴きのコーム音(櫛の歯をジジッっと鳴らしたような音)は、尻上がりでしたからニシオジロビタキでいいのかと。