カテゴリー別アーカイブ: 野山の野鳥

オオルリ♂・コマドリsongとか・・・

夜明けに、まだ寝ているワンコを蹴飛ばして散歩を済ませ、野鳥園に出かけたmedaichi・・・。入口のサクラでオオルリ♂見つけました。でも、同じく入口右の階段下で聞こえるコマドリのsongに気を散らされて撮れず、昼まで粘りましたが振られましたW。ルリつながりで植栽にいたルリタテハの越冬個体貼っときます。ルリもコマもチラチラしてるんですけどね・・・撮らせてもらえません。まあ、毎度のことです。

サクラにはメジロが来てとても賑やか・・・。しばらく「花冷え」って言うんでしょうか、サクラが開花してから結構寒かったですが、待ちかねた夏鳥たちの渡りが始まったようです。大阪城ではクロツグミも出ているようですし、これから週末にかけて鳥種も個体数も増えそうで楽しみではありますが、medaichiはしばらく仕事ですから投稿よろしくお願いしますWW。

クイナとか・・・おまけ

暖かくなってきたからかも知れないが、汽水池にいるクイナ君の動きが出て来た。medaichiはこの子の様な地味目で密やかに生きてる子達が大好きなんだけど、レンジャをやめてから展望塔に腰を据えて日がな一日鳥を観ることともなくなった。今朝は運よく逢えたので今度は静かな葦原から聞こえるこの子の声を聴きたいもんだと思っている。今回の場所はざっと100m、よくても数10m離れた撮影になるので写真は期待できませんW。

こないだのオオタカ君の画像を整理していたら瞬膜が写っているのが3枚あった。まあ「瞬膜ってなんだ?」と思われるお客様のために説明すると・・・。ふつう、まぶたは上下に動きますが、鳥や爬虫類には、瞼とは別に水平方向に動いて眼球を保護する透明又は半透明の膜があります。 第三眼瞼ともいわれています。 鳥や爬虫類が瞬きをするとき、目の内側から瞬間的に出てくるため「瞬膜」と呼ばれていて、獲物を獲るときなど眼球を保護するためにあると考えられています。

野鳥を撮影してるとよく写っていますね。普通はボツってなるのでしょうがmedaichiは重箱の隅が大好きなたちなので当然保存します。野鳥ボーイズのみんなはマネしちゃだめだよW。

「ハイタカの木」弐号木・・・

先日はミサゴ君のお立ち台に来てくれたオオタカなんだが、今日はmedaichiの立てた「ハイタカの木弐号木」に・・・。ミサゴ君のお立ち台は緑地の樹木用の支持木の流用だから、まあ人工物の雰囲気がどうしてもつきまとうわけで、今日のハイタカの木の方が絵面はまあいいんだろうけど・・・。

とはいうものの、適度に枝が刈り払われたW ( 多分アラカシだったと思う )が、葦原の中にブッ立ててあるわけで、不自然って言えばまあ不自然やねんけど、野鳥園の展望塔から撮影したら葦原バックになるのは仕方のないことで、仕掛け臭のほのかに香る設定ではありますが、ご来場のカメラマン諸氏は其処等へんは目をつぶって・・・イヤ鼻をつまんで撮影をお楽しみくださいW。

モズの蛇足的余談・・・

モズ子がいたのでなにげに撮影すると、偶然ですがナワシログミの明るい葉裏を背景にモズの嘴の形状がよくわかる絵が撮れました。探鳥会ネタとかで使い古された話なんですが、モズの上嘴の先端付近には欠刻と突起があって、「缶切り」というか「缶あけ」のような形をしているっていうことなんです。ハヤブサ類やモズ類などの上嘴縁にあるこの突起は嘴縁突起(tomial tooth)と呼ばれています。

ようは左の道具の様な形状をしていると説明せんといかんのですが、昨今これが意外と難しい。medaichiの子供の頃は、オレンジジュースだのトマトジュースなどは、こいつで飲み口と空気穴を開けて・・・。ん~、齢がばれそうな・・・。今時のプルトップしか見たこと無い世代の方に説明するのはちょっと面倒なことになります。話が散らかっちゃいましたね。缶切りの事なんかどうでもいいやW。

 

話は嘴縁突起(tomial tooth)のことなんですよね。なんでもモズ類やハヤブサ類にあるらしいんですが、万事粗雑なmedaichiはそんなの確認したことがありません。でもって画像倉庫を・・・

昨年の野鳥園界隈で大人気だったタカサゴモズ君に再登場願うことに・・・。ふむ、モズに比べると切れ込み・突起ともに浅いようですが、この嘴縁突起(tomial tooth)あることはあるようです。

ハヤブサの適当な写真は持っていないので、チョウゲンボウ君に登場願いました。

ん~、なんとなく嘴縁突起(tomial tooth)ありそうな感じですがいまいちハッキリ写ってませんね。別の写真探します。

しようがないので以前撮影したアカアシチョウゲンボウ君に登場していただきます。

おおっ! 立派な嘴縁突起(tomial tooth)が見えるではありませんか!  そうですね何事も鵜呑みはいけません。実証精神が大事です。ということで今日の重箱はモズ・ハヤブサ類にある上嘴の嘴縁突起(tomial tooth)のお話でした。medaichiはこういう重箱の隅が大好きなんですが、野鳥ボーイズのみんなはマネすると変な鳥屋になるからね。

まあいいんですが、足趾に把握力のある猛禽と、足趾のひ弱なスズメ目のモズじゃ狩りの仕方が違うと思うんだけど小動物食べる共通点はあるような。進化の過程でよく似た形状を獲得したということでしょうか。頭が痛くなりそうなんで例によって蛇足的余談とさせていただきます。

ヨシガモ♂とか・・・

今朝は季節風が強く吹き付けていた。しゃもじ君達も葦際にへばりついて動きが無い・・・。しようがないので水面をチェックしていくと綺麗な緑頭のヨシガモ♂が、北観察所前にいた。

取りあえずは証拠写真だ。1月16日のカモ調査の日に記録されていたのはこの子だろう。下尾筒脇の大きな淡黄色の班は、遠くても目立つので探しやすいですね。長く鎌様に下垂した三列風切も独特のシルエットに見えます。

北観察所に出撃したが予想通り真逆光でどうしようもない。額から頭頂への赤紫、側頭の光沢のある緑色はとても綺麗で「ナポレオン帽」と表現される独特の形状をしている。ふんわりと下垂した長い三列風切などとてもスタイリッシュなカモですね。北池を海水化してから、トモエガモ等一部のカモ達は来なくなりましたが、久しぶりに観察出来て良かったです。

北観察所からの帰り道にいたルリビタキ♀。♂は撮り逃がしましたW。

前稿で紹介したジョウビタキ♂の撮りなおし。

されどジョウビタキ・・・

今朝はしゃもじが5羽いたが動きが無かったので緑道へ・・・。ヒマラヤ桜んとこにジョウビタキの♂がいました。「前からいるのわかってたし~」「ふ~ん・・・」で普通終わるんですが、この子成鳥冬羽でした。これでも「ふ~ん・・・」で終わりそうですがW、フィールドで撮ってる方はお分かりだと思うんですが、成鳥♂って意外に少ないというか、警戒心強いからか以外に撮れないんですよね。medaichiがヘボいからというのもありますが・・・

「綺麗なジョウビタキの♂がいました~!」って、お写真拝見しても、上の子のような小翼羽から風切羽が茶色の第一回冬羽という場合が多いです。大体がジョウビタキ君、ちょっと扱いの可哀想な子で、♂の第一回冬羽の記述があったのは、山渓ハンディの「日本の野鳥」くらいだったような・・・

でもって、冒頭の個体の翼が写っている写真揚げます。ん~、漆黒の翼がなんとも凛々しいですねえ。キビタキの第一回夏羽♂なんか大抵の図鑑に記述あるのにねえ。まあ、キビ君人気者だから。medaichiはジョウビタキ君の味方だからね。

この写真は渡る直前の3月に撮影した第一回冬羽です。