カテゴリー別アーカイブ: 野鳥

今いるクロツラヘラサギ・・・

昨日5/18に記録の揚がっていたクロツラヘラサギだが、medaichiは仕事で来れんかったのですが今朝も残っていてくれました。近くでないとデテールが見えんので写真を撮ってみてみましょう。虹彩はわずかに赤みがかった暗色で、嘴は基部が黒っぽくなっていますがまだ総じて肉褐色味を帯びています。嘴基部にも皺文様もなく平滑です。体羽は遠目には全体に白っぽく見えたのですが、近くにきてくれたので、雨覆は幼羽が残っているようです。

飛翔写真は撮れんかったのですがノビ~ってしてくれたので翼を観察できました。外側初列風切の先端に暗色班が顕著にあり、初列風切・次列風切の羽軸が黒く見えます。以上の観察点からこの子は去年生まれの2暦年目の春ー夏の個体と思われます。この段階で短い冠羽が生える個体もいるようですが、成鳥のような栗色がかった胸の色合いにはならないそうです。

標識鳥もいるかも・・・

今日は西池の石積みに標識カワウが・・・。例によって左青リング/No490白文字、兵庫県昆陽池での標識です。琵琶湖の標識鳥には黄色コイルがつけられているかと・・・。琵琶湖の個体は西日本各地で記録されているらしいのですが、野鳥園では兵庫県昆陽池での標識個体しか観察されていません。

干潟が現出するとシギチドリが集まってきて、展望塔から北池干潟を眺めると、昨日では数百羽のトウネンとハマシギ、メダイチドリなどが採餌する様子が観察されます。medaichiらは当然この子らをカウントするわけなんですが・・・。数を勘定するってことは要するに群れの端っこから1羽ずつみていくわけで・・・

ある程度まとまった数のシギチドリが入れば、こんな風に右上/黒白/中国上海・崇明島の標識を付けたトウネンを観察することもあります。野鳥園ではロシアやオーストラリア等で標識された個体もけっこう観察されています。まあ、距離にもよりますが望遠鏡で標識は確認できるが、撮影となると別物で大抵は面倒なボツ写真の大量生産という羽目になりますね。medaichiが昨日機嫌が悪かったのはこいつのせいですW。

とりあえずのサンコウチョウ・・・

今日はトウネンが423羽と今季MAXでえ~、右上黒/白の上海標識個体がいて~と賑やかだったのですが、標識個体の写真が遠かったのもありますがうまく取れずバチクソ機嫌の悪いmedaichi・・・。でもって、「サンコウチョウ出てるらしいで~」とNPOの偉いさんがけしかけるので、「まあ、ここ数日お客様頼みで撮りに行ってないからいいっか・・・」と勢いで出撃することに・・・。

「ん~、どうせ高い枝先のサンコ、見上げで撮っても黒つぶれやろしな・・・」等とブツクサ文句垂れながらもとりあえず+補正を・・・。むむむ、このカットムズかったのですが、一瞬サンコに木漏れ日が偶然あたってアイリングのブルーが撮れました。あはは、マグレもええとこなんですが、まあ相手が野鳥なもんでこの「マグレ」っていう要素はあるでしょうね。野鳥写真やってるやつが身も蓋も無くなるような言っちゃいけませんが、シャッタ押さんと絶対撮れんわけですから、撮ったもん勝ち、シャッタ押したもん勝ちっていうのはありますね。

5/4カラアカハラ♀がいました

今シーズンはクロツグミの当たり年というか、個体数も多く囀りも楽しませてくれた。で、「そろそろマミジロの・・・」というわけで階段下へ・・・。アカハラ3羽にくっついて、なんか変なのがいる・・・。双眼鏡でみていると喉下から胸にかけて白っぽい。警戒心が解けてなかったというか、medaichiの動き方が下手糞なので飛ばれてしまいましたW。

待つこと2時間・・・。去年の春にカラアカハラ♂の1stSと思われるのが来ていたので、まあ期待はしていたんですが今季は女の子が来てくれましたね。カラアカハラの♀です。普通、単独で他の鳥にくっついている子じゃないんですけどね。暗かったのと接近できなかったので写真にデテールがが出ず申し訳ありません。

幼羽っぽい印象は感じなかったのですが、上面に青灰色味もさほど感じられず、medaichi的には♀の第一回夏羽の印象を残して判定保留Wとさせてもらいます。あまり見たことない鳥なうえに普段の勉強不足で・・・不悪!!

今季のクロツグミは・・・

野鳥園でクロツグミというと、まあ地べたで落ち葉を引っ搔き回しているような冴えない写真ばかり揚げていたのだけれど、今朝は囀っている個体が多かったので趣向を変えて囀りの個体を探してみることに・・・

カメラはしばらく置いといて、まずは双眼鏡で囀っている子を探していきます。野鳥園の場合、樹高の高い梢をソングポスト(お気に入りの囀り場所)にしている場合が多いので、鳴き声をたよりに探します。クロツグミにこちらの姿を見られると警戒してスッと下に降りちゃいますが、しばらく待っていると上がってきますのでチャンスですね。

ソングポストが何か所かだいたい掴めたら、こちらの姿を見られないように近くの樹の背後や枝葉の隙間から狙うことになりますが、高い梢の鳥を欲張って近づきすぎるとこんな下から見上げの間の抜けた写真になりますねW。マメに撮影できるアングルを探すのが肝になります。

メダイチドリで蛇足的余談・・・

春のシギやチドリ達の渡りが始まって、メダイチドリが順調に個体数を伸ばしてきている。先日の4/13(土)にも30羽を超え、野鳥園干潟の優占種に・・・W。「管理人のハンドルがmedaichiだから特別に彼らを優遇しているんだろう・・・」等と御無体なご想像をされかねませんが、ここ数年の傾向として観察される個体数が増えてきています。

展望塔のお客様に「♂♀ってあるんですか~?」と聞かれ、「え゛? 何言ってるんだ? 生き物なんだから♂♀あるに決まってるじゃないか・・・?」と不覚にも一瞬言葉を失ってしまったのだが、すぐに「あぁ~、♂♀の羽衣の違いかぁ、♂♀区別がつくかってことね・・・」と立ち直りました。お詫びにメダイチドリ♂♀の比較画像を揚げます。