桜も満開ですねえ。夏鳥達の渡りが始まっていますね。今朝もクロツグミやコマドリが来ていました。medaichiは立場上W、種数を調べんといかんので桜並木でオオルリ君を待つ~ってのができませんから、早朝から園内をうろついています。ともあれボツ写真の大量生産は毎度のことですが、ブログの雰囲気ってのも大切ですから、証拠写真としてボツ写真のオオルリ君に来ていただきました。雰囲気作りとはいえストックから出してっつうのはいただけませんから頑張ります。
ホウロクシギとゴカイのこと・・・
先月末からいるホウロクシギ君は、概ね午前中の潮位の高い時は休憩していて、午後、潮が引いて干潟が現出してくると北観察所前の牡蠣礁あたりから、展望塔前の干潟にかけて採餌して回る。牡蠣礁あたりでは盛んにカニを捕らえている・・・。
ホウロクシギっつうとカニというのは定番なんだが・・・、展望塔前の干潟にくるとなんか雰囲気が違うので撮影してみた。午後からは揺らぎが出るんで写真がぬるくなるから、medaichiは普段撮影せんのやけど・・・、ん~、ゴカイ食べてますねW。
まあ、図鑑などでは「干潟で甲殻類・ゴカイなどを捕食・・・」と解説されていますから、普通っちゃ普通なんだけどお、改めて観察すると新鮮ではありますW。よく考えてみればホウロクシギが干潟にいるのって渡りと非繁殖期だけですもんね。繁殖地は内陸の湿原に隣接する草地みたいなところやから、孵化した雛たちは昆虫食べます。チュウシャクシギなんかも河原でみたときはバッタたべてたような・・・。
野鳥園の桜・・・
春の渡りはホウロクシギから・・・
夜の干潟は・・・
秋冬の鳥たちの越冬期の終り・・・、南港野鳥園の昼は干潟の水鳥の姿が少ない。3月も下旬になると鳥たちも動き始めるのだが、まあちょっと寂しいW。medaichiらは、「夜間はカモ類や越冬のハマシギやシロチドリなどのシギ・チドリ類、ヘラサギ類などは採餌に来ていますう。」等とご説明をさせていただいているが、かなり説得力というか臨場感に欠けること甚だしいW。
でもって、medaichiらのNPOで夜間の干潟の鳥たちを撮影しようと、トレイルカメラの夜間センサー撮影を試してみることに・・・。 例によってNPOのW田さんらががんばってくれました。多謝
大阪湾奥のハマシギ・シロチドリの越冬個体群に加えて、野鳥園内で越冬中のアカアシシギ、コアオアシシギも・・・。
先日の昼間に記録の揚がっていたシロチドリも撮影されていました。今日、ご紹介した動画は下記のYouTube、南港ウェットランドグループのチャンネルでご覧になれます。 https://www.youtube.com/watch?v=kDtI24sziFA
ウミアイサの続き・・・
越冬期の初めから中頃はウミアイサも♀しか観られんことが多いんだけど、年が明けて♂が入り始めるかな。ともあれ3月・・・、野鳥園でウミアイサを観察するには良い時期だ。展望塔で朝、日が昇りきらないうちに、水面に背景の松林が反射しているといい感じだ。・・・遠いけどW。虹彩の赤いのもよく見えます。
近づいてくると空が反射して水面は明るくなっちゃうんだけれど、鳥そのものは良く写ってくれますね。んっ? このペア、なんか良い感じ・・・
カモ類は鳥類では珍しく水面で交尾するよう体の構造も特化しているから、運が良ければ水面上で、こういった♂が♀の後頸の羽をくわえて上になるカモ類の特徴的な交尾の様子を観察できるチャンスはあるかも・・・。
さすがに展望塔前まで来てくれると羽衣の細部まで観察できます。
少し大きめのカニを捕らえると、ハサミとか足をくわえて右下の絵の様に激しく振り回し、ちぎる様です。この辺りはシャクシギと同じで面白いですね。