4K フォト(4K Photo)管理人の期待度MAXです。
3.328✖2.496pix(縦横比4:3)、800万画素の実力は?
  話題の4kフォトなんて言っちゃいましたが、「何のこっちゃ・・・?」と思われた方もおられるとおもいますから、簡単にご説明しておくと、要は、ただいまの主流のフルハイビジョン1920×1080pix・200万画素に対して、縦横約2倍の3840×2160Pix・800万画素の動画撮影を利用した、静止画の撮影方法です。「K」はkgあるいはkmでおなじみの1.000の意味ですから、4kは4.000ですね。つまり横幅約4.000pixの静止画の撮影方法ということです。下の表を参考までに。
2K   フルハイビジョン 2HD 1920×1080  16:9   2,073,600
4K    4K UHD・QFHD・4KウルトラHD 3840×2160  16:9  8.294.400
8K  スーパーハイビジョン・8KUHD 7680×4320  16:9   33.177.600
 
     ビデオからの動画の切り出しとは別物なのですが、感覚的には動画を撮影して、好きなコマを静止画に切り出すことと同じです。左の画像は、管理人の現在のデジスコ用カメラ、Panasonic DMC-GX8の4k動画の再生画面です。モデルは、さえずりからエゾムシクイと思っていますが、デジスコでは難敵です。
 管理人は万事大雑把で適当な人間なので、デジスコでも「チョコマカ動いて邪魔臭いなあ・・・」と初手から敬遠していました。以前越冬したキマユムシクイでだいぶ練習を積み重ね、少しは画像も残せるようになったのですが、ブレ写真の大量生産は相変わらずです。デジカメの液晶はタイムラグ短くなりましたが、下手くそが輪をかけて、シャッターチャンスを逃しまくりです。要は楽して撮影したい下心見え見えのtryってことです(W)
   
 ぶっちゃけ秒間30コマの連続撮影で、フォーカスとアングルだけに集中して撮影、ドンピカの順光なんて野鳥撮影では稀な条件ですから、シャッター速度も上がりません。野鳥が飛び立つまでのワンチャンス、数秒間の動画のなかでも、野鳥が静止してくれた一瞬以外はブレまくりです。まぐれあたりで1コマ探すみたいな撮影にはなります。今回も数秒の動画の中、ぶれずに静止していたのは数コマでした。シャッター優先で感度上げれば歩留まり増えると思いますが、ノイズ面で不安ありますから今後検証したいと思います。1/1.000sぐらいで翼止まるんでしょうか? 次、tryします。 
   
   でもって、切り出した画像が左です。クリックしていただければ、管理人がサイトの表示で使用している横幅1.200pixの画像が開きます。参考までに、撮影した横縦比4:3の3.328×2.496pixの原画を付けておきます。(原画1.06mb)
 今回は近かったですが、今後、様々な撮影距離、コンディションで検証しなければならないのですが、現時点で、紙にプリントせず、webに揚げるだけという管理人のスタイルでは、4kフォト充分使えると思います。ご来場の皆さんはどう思われますか?
 同時に、管理人の野鳥写真はわかりやすさ最優先で、仕草の面白さとか絵的な美しさといった高尚な意図はかけらもありませんし、また、写真は所詮コンテンツの一部、表現の一手段で補助的なものですから楽に撮れればいうことありません。 
 
 つまるところ、新しい機能というと、この場合4k-photoってことですが、人によって、写真の目的・用途・思い入れに加えてあれやこれや様々なのは言うまでもないことで、万人に歓迎される機能なんて稀なものなんだと思います。管理人が仕事で写真(パンフ・カタログ・DM用の商用写真)を撮っていたころは、当然ながら銀塩写真で、デジタルカメラ出たころの世間の冷たい反応(W)は良く覚えています。
 この、4k-photoについても「面白そうだな、これ~」と思う人がチャレンジすればいいことで、まあ、なんでも「勝てば官軍、旨けりゃ王道」みたいなことはありますから、面白い写真がバシバシ揚がって搭載機種がバシバシ売れれば、メーカーさんだって開発進むだろうし、本流となっていくんじゃないでしょうか。正直、現時点で管理人の感じでは、生き物関係や実験やってる人とかには受けると思いますが、巷の写真家さんには8Kにならんと受けないかも。「画質が~」とか「ノイズが~」とか五月蠅いから。かくいう管理人もビデオからの切り出しのイメージで、あんまり期待してませんでした。焚きつけられて人柱にされちゃったわけで・・・。お客様のB所さん、ありがとうございました。管理人は、面白そうなんで、「4k-photo」しばらく研究してみます。 この項続きます。