野鳥園レンジャーの金環日食撮影にチャレンジ!!〜

 これが日食撮影システムだ〜…って、普段、野鳥の撮影に使ってるデジスコ機材のフードに、仲間のN氏にもらったND(減光) フィルターを、ガムテープで張り付けただけのお手軽システム…。「こんなお手軽なことで日食の撮影なんかできるのだろうか?」 甚だ心もとないが、まあ、根がお気楽なもんだから、ちょこっと一夜漬けで取材して、なんとかすることにしました。
 
 ご覧いただいてる皆さんは、高価な機材と視力をを危険にさらすことになりますから、きちんとした材料と準備のもとで行ってくださいね。
 ん〜…、これは究具じゃなくて、「窮具No.1」ってとこですかね(笑) 
 朝の5時には起きて野鳥園に・・・・、「ぅうっ、南港の上にだけ雲がかかってるし〜、神戸は晴れてるのに…」。
 はっきり言って、レンジャーは極端な雨男(W)…というか、平素の行いと心がけの悪さがこういう場面に現れるんだろうか? 午前6時 
 「どうせ雲がかかってるし〜…」と、のんびりコーヒー飲んでると…晴れてる。
 大慌てで機材をセットして、とりあえずマニュアルで最低感度、最少絞りでパシャリ…この辺がお気楽と言われる証拠。
  「ん〜と、適正な露出だと太陽は周辺部か若干暗く写る…、ピントが合えば、黒点が見えるんだろうな〜。」と何枚も露出、フォーカスを変えて撮影したうちの1枚がこれ…。画像をクリックすると大きな画像が開きます。おまけの黒点画像

 「でも、黒点ってこんな風に写るんだろうか?」 ← 初めてだからわからない。午前6時43分 
 「おぉ〜!! なんとか撮れてるぞ〜」とお気楽に構えていたのだが、太陽の動きは意外と速い(W)
 うっかりすると、すぐ視野からはずれるんですねこれが。一度外れるとまぶしいのでなかなか入らない。午前7時 
 「まもなく金環日食〜」って、食が進むと露出も変化するようだ。レンジャーはコンデジ使用のデジスコだからかもしれないが、まめに液晶画面でプレヴューしながらチェック。
 
 んんっ? なんか、太陽にかかる怪しの影が…この時、すでに南港の上空には無情の雲が…午前7時25分 
 雲の隙間を狙って「なんとか、お願いだから撮らせて〜っ…」と喚きながらシャッターを切ったうちの1枚。
 
      かろうじて金環日食撮影成功!!  
 
 なんてことない画像ですが、クリックすると大きな画像が開きます。午前7時29分
 その後、かくのごとく南港の上空は雲に覆われ日食の撮影はこれにて終了。 

 後で、撮影した画像をチェックしていて見つけたのだが、矢印の部分。月面のクレーターのようにも見えるんだけど…

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