デジスコ用カメラの機種変更のお話
 ①センサーサイズ
    管理人のデジスコ用カメラの現行機種は、S社のRX-100という1.0型CMOS/2000万画素のイメージセンサーを搭載した機種で、遠くの野鳥を撮影し、トリミングしてwebに揚げている管理人のような使用にはむいていると思ってます。当時のコンパクトデジタルカメラ(以下、コンデジ)の上級機種は、1/1.7型のセンサーが主流で、1ランク上の画像を得ることができ、ISO感度もISO400程度までは使用可能です。

 総じて優等生・死角の少ない秀逸なカメラで、「コンデジなら、こんなものだろう…」と、管理人も機嫌よく使っています。 本音を言えば「商業印刷するわけじゃなし、2.000万画素はいらねえよなあ、せっかくの1型センサなんだから、1.600万画素くらいに抑えて、諧調表現の向上に向けてくれても…」と思ってはいました。

 2年ほど、不具合も無く働いてくれていますが、まあ、飽きもくるわけで…(笑) 
     
     ああ、1.0型CMOSだの、1型センサだのややこしい話になりましたが、カメラにお詳しい方は読み飛ばしてください。とはいえ、野鳥園サイトの利用者さんから、デジスコに向くカメラについてのご質問もありますから、管理人の資料替わりに書いてみたいと思います。
 時代なんでしょうか、管理人の下の娘なんかは、中学生の頃には携帯で写真撮ってましたし、「お父さん、カメラが欲しい。」というので、△△カメラに連れて行ったら、N社のデジタル一眼レフを買わされました(笑)  昔のカメラなら、一般的には35mmフィルムで直感的に理解できたのでしょうが、今のカメラはセンサーで光を電気信号に変え、メモリーに保存します。ここでは、フィルムにあたるイメージセンサーのお話です。光を電気信号に変換する最小単位を素子、素子が何千万というレベルで構成されたものがセンサーとお考えください。 
 
 

 「いまさら感」満載のネタで恐縮ですが、カメラを良くご存じない方のために、デジタルカメラで使われている、イメージセンサー(撮像素子)の大きさを比較してみました。

 簡単に説明すると、デジカメのセンサーは、大きいほど、高画質にしやすいということがあります。もちろん、同世代のセンサーという前提ですが、センサーサイズが大きいほど、同じ画素数(解像力)であれば、低ノイズ・高感度で画質がよくなります。逆に同じ画素の間隔であれば、画素数が多く解像力を高くすることができます。

 もちろん、センサーのサイズだけで、そのカメラの画質が決まるわけではなく、画像処理エンジンの出来や熟成度、レンズの性能など様々な要素が関係するのはいうまでもありませんが、センサーサイズは、カメラの画質を決定する大きな目安になります。

 管理人のようなデジスコ屋さんには、気に入ったカメラに習熟し、チューニングを工夫しながら同じ機種を長く使っておられる方もいらっしゃいますが、管理人は、デジスコ使用という制約の範囲内で、出来るだけ大きなセンサーを搭載した機種を使用したいと考えているわけなんです。

 
 35mmフルサイズ  35mmフィルムとほぼ同じ大きさのセンサーで、当然、高価になりますから、ハイエンドデジタル一眼レフと言われている機種で採用されています。  864mm2
 APS-Cサイズ  多くのデジタル一眼レフで採用されてるのはこの大きさです。
フィルム時代の後のほうででてきた、APSフィルムのCサイズとほぼ同じ大きさのためAPS-Cサイズとよばれています。
 372.88mm2
 フォーサーズ(4/3型) オリンパスやパナソニックのデジタル一眼レフに採用されている大きさで、4/3型から、フォー(4)サーズ(3)と呼称されています。ミラーレス機種で採用されている「マイクロフォーサーズ」も同じサイズです 224.9mm2 
 1型(CXフォーマット) 管理人が使用している、SONYのハイエンドコンパクトデジカメ・RX100と、Nikonのミラーレス機 「Nikon1シリーズ」で採用された大きさで、コンパクトデジカメとしては、かなり大きいセンサーです。   116.16mm2
 1/1.7型 コンパクトデジカメでもハイエンドといわれる機種でよく採用される大きさ  43.32mm2
 1/2.3型 たいていのコンパクトデジカメで主流となっている大きさです。   25.96mm2
 こうやって、改めてみてみると1/2.3型なんてちいさなセンサに、1.000万画素以上も詰め込む技術もある意味すごいなぁと…
 
 
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